帝の至宝

美形の無自覚溺愛からの無自覚嫉妬いいよね…！！『狼陛下の花嫁』の、ワンコバージョンが近いかなぁ。主人公に対しては優しくてホンワカしてて、しかし愛する人への害が及ぶとなると非情な一面も見せる、ある意味究極のスパダリ(だって帝だし…陛下だし)

中華後宮もの(っていうの？)につきものの、陛下と一般庶民という身分差はまさに中華版シンデレラストーリーだし、絶対起きる正室側室問題(その娘が好きなら側室にしていいからさっさと正妃取って世継作れ的な)を乗り越え、庶民の主人公一筋で一夫多妻制当たり前の時代にただ1人の女性を愛する帝…とまぁパターンではあるんだけどやっぱり読んでて楽しいよね。

この手の話は普通、陛下溺愛＆陛下側近の参謀が反対派という構図になりがちだけど、本作の円夏さんは香蘭に対して丁寧でリスペクトもあり、好感が持てる。

読み返すと思ったより短かったなー？と。このくらいだとサクッと読めるし特別編が読みたい。

特別編が読みたい(大事なことなので以下略)

中華宮廷恋愛もの。身分差あるやつ。
血生臭いシーンはなく、7巻まででさくっとまとめられていて読みやすい。