NOBELU

3.19

3122

発刊:2013.07.18 〜

完結・全8巻

『NOBELU(1)』巻の書影
『NOBELU(2)』巻の書影
『NOBELU(3)』巻の書影
『NOBELU(4)』巻の書影
『NOBELU(5)』巻の書影
『NOBELU(6)』巻の書影
『NOBELU(7)』巻の書影
『NOBELU(8)』巻の書影
うにたべたいさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.19

41件の評価

3.3

8巻まで読みました

週刊少年サンデー連載の演劇マンガ。
アクタージュが話題になった頃に、同じ週刊連載の少年誌で連載していた演劇モノということで話題になりました。
SNSの広告によく登場する序盤の電車内の演技のシーンが有名です。

原作は『101回目のプロポーズ』、『高校教師』、『家なき子』などの脚本で有名な野島伸司氏で、氏の初のマンガ原作作品です。
主人公は波田ノベルという少年。
彼にはガチクズの母親がいて、一流企業に務める会社員と再婚するも金遣いが荒すぎて離婚してしまう。
絶対に働かないマンの母はノベルを子役にして、自分の遊ぶ金を稼いでもらうことを思いつき、闇金に手を出して入所金を払い、ノベルをタレント事務所に入れます。
ノベルが頑張らないと死亡という状況ですが、未経験の少年がそんな簡単に有名子役になれるはずもなく、最底辺からの出発となります。
家でも虐待同然の扱いを受けているノベルですが、学校でもいじめにあっています。
そんなある日、クラスメイトの堤健太からいじめをあっていると、ノベルは豹変し、"演じる力"によって健太をやり込めてしまう。
実はノベルは解離性同一性障害(DID)、いわゆる多重人格であり、その時、ノベルの中の別のノベルが覚醒したのであった、という展開です。

序盤はキララタレント事務所の養成所で、ノベルの中の別のノベル「マーロウ」に助けられたり、時に自らの力で道を切り開きながら、トップ子役の仲間入りとなる展開です。
キララタレント事務所内にはランクがあり、最初はブロンズクラスで、実力によりシルバーになります。
ゴールドクラスの子役は4人しかおらず、そこを目指す序盤の展開は良かったです。
ただ、このゴールドクラスの中にも別人格を持つものがいて、なぜかスタンドバトルのような雰囲気になります。
その後、ノベルを含めた5対5の演劇バトルが始まり、無人島でサバイバルが行われ、変な大金持ちが現れたり、クズ母親がなぜか許されたりと、何がやりたいのかだんだんわからなくなっていきます。

普通の幼女がいきなり覚醒して襲いかかってきて、「お前もDIDだったのか!」みたいなシーンもあります。
アクタージュのイメージで読み始めたのですが、まさかの別人格を使ったバトルが始まり驚きました。
キャラは個性的でテンポは良いので、最後まで楽しく読めますが、正直なところ、お勧めしづらい作品です。

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