ああ探偵事務所

関崎俊三

3.31

896

発刊:2002.06.28 〜

完結・全15巻

『ああ探偵事務所(1)』巻の書影
『ああ探偵事務所(2)』巻の書影
『ああ探偵事務所(3)』巻の書影
『ああ探偵事務所(4)』巻の書影
『ああ探偵事務所(5)』巻の書影
『ああ探偵事務所(6)』巻の書影
『ああ探偵事務所(7)』巻の書影
『ああ探偵事務所(8)』巻の書影
『ああ探偵事務所(9)』巻の書影
『ああ探偵事務所(10)』巻の書影
『ああ探偵事務所(11)』巻の書影
『ああ探偵事務所(12)』巻の書影
『ああ探偵事務所(13)』巻の書影
『ああ探偵事務所(14)』巻の書影
『ああ探偵事務所(15)』巻の書影
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この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.31

11件の評価

4.6

15巻まで読みました

電話帳の一番最初に載っている探偵事務所・ああ探偵事務所へ兄の失踪依頼のため訪れた「井上涼子」。
その探偵事務所には左目が前髪で隠れた探偵「妻木」が1人で切り盛りしていた。
この"兄の失踪事件"をきっかけに、ああ探偵事務所に出入りするようになった涼子と、ちょっと変な探偵・妻木が繰り広げる探偵マンガ。

探偵マンガとはいえ、金田一やコナンのような複雑な偽装工作で隠蔽された犯罪を、わずかな痕跡から推理して真相を導き出す系のミステリーマンガではなく、本作は探偵という職業を題材としたギャグマンガとなっています。
5,6話程度で完結する短い話が複数収録されていて、それぞれの話で1つの事件を扱いストーリーテラーである涼子が締めるというフォーマットなのですが、取り扱う事件はガチの殺人事件や犯罪ということもあるのですが、基本的には妻木を中心とした騒動となっています。
私立探偵である妻木の元に舞い込む変な依頼であったり、金繰りに困った妻木が金策に奔走する話だったり、起因は様々ですが、ろくな内容でないことが多々あります。
無駄で多才で万能な妻木と周囲の人々のドタバタを楽しむ内容だと思います。

なお、2000年代初め頃のヤングアニマルは、本作以外にも、藍より青し、エアマスター、ゆびさきミルクティー、ふたりエッチなど、黄金期だったように思います。(現在の連載陣も結構、凄いですが)
短編で読みやすいこともあり、本作の知名度はそこそこ高いと思います。
当時の連載陣の中では地味めな作品という印象ですが、各話とも面白く、おすすめできる作品です。

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