七つの大罪

鈴木央

3.53

-25

発刊:2013.02.15 〜

既刊43巻

『七つの大罪(1)』巻の書影
『七つの大罪(2)』巻の書影
『七つの大罪(3)』巻の書影
『七つの大罪(4)』巻の書影
『七つの大罪(5)』巻の書影
『七つの大罪(6)』巻の書影
『七つの大罪(7)』巻の書影
『七つの大罪(8)』巻の書影
『七つの大罪(9)』巻の書影
『七つの大罪(10)』巻の書影
『七つの大罪(11)』巻の書影
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『七つの大罪(16)』巻の書影
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『七つの大罪(24)』巻の書影
『七つの大罪(25)』巻の書影
『七つの大罪(26)』巻の書影
『七つの大罪(27)』巻の書影
『七つの大罪(28)』巻の書影
『七つの大罪(29)』巻の書影
『七つの大罪(30)』巻の書影
『七つの大罪(31)』巻の書影
『七つの大罪(32)』巻の書影
『七つの大罪(33)』巻の書影
『七つの大罪(34)』巻の書影
『七つの大罪(35)』巻の書影
『七つの大罪(36)』巻の書影
『七つの大罪(37)』巻の書影
『七つの大罪(38)』巻の書影
『七つの大罪(39)』巻の書影
『七つの大罪(40)』巻の書影
『七つの大罪(40)』巻の書影
『七つの大罪(41)』巻の書影
『七つの大罪(41)』巻の書影
DRACOMI!さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.53

41件の評価

3.9

43巻まで読みました

週刊少年マガジンで連載していたハイ・ファンタジー。
"七つの大罪"と呼ばれる7人の大罪人が主役で、中心となるのは団長のメリオダスですが、全員が主役のような立ち位置になっています。

世界観としては古の時代のヨーロッパが舞台です。
まず、ブリタニアという大地があり、そこに最大の王国・リオネス王国があります。
来るべき聖戦が始まることが予期されており、リオネス王国では軍事強化を行っていますが、人外の力をもった聖騎士たちの横暴により国は荒れていました。
そして"七つの大罪"と呼ばれる7人は、過去リオネス王国の騎士団でしたが、内乱を働き、特に団長のメリオダスは聖騎士長殺しの大罪をかけられていました。
そんな折、国を救うため聖騎士に対抗する力を持ちうる"七つの大罪"を探していたリオネス王国の王女・エリザベスは、移動酒場の店主に追ってくる聖騎士から助けられる。
彼こそが〈憤怒の罪〉のメリオダスであり、二人は国を取り戻すために"七つの大罪"の仲間たちを探し始めるというストーリーです。

大きく、王国ないし世界を破滅に導こうとする巨悪の企み阻止し、リオネス王国を奪還するまでの第一部と、それを影で操っていた魔神の目論見によって復活した、封印されていた魔神族〈十戒〉との戦いを描いた第二部に別れます。
一区切りといえば一区切りですが、ストーリーとして連続しており、全41巻で七つの大罪たちの物語となっています。
「人間族」、「妖精族」、「巨人族」、「女神族」などなど複数の種族が混在していて、剣と魔法の世界観です。
また、"メリオダス"と"エリザベス"が登場する通り、アーサー王伝説が下敷きになっています。ブリタニアもアーサー王伝説の舞台ですね。
後半にはキング・アーサーも登場し、魔術師マーリン、ベンウィックのバン王にちなんだキャラも登場するので、アーサー王伝説を知っているとより楽しめると思います。
ただし、少し登場人物や設定を混じえたのみでほぼオリジナルです。
アーサー王伝説を知っていればオマージュ的に楽しめますが、本作を読んでもアーサー王伝説に詳しくはなれないのでご注意を。

最終的に"七つの大罪"全員が揃うことは揃いますが、キャラクターが登場してからも離反や別行動、対立、再度行方をくらましてしまうなどなど、あまりパーティーで行動するイメージはないです。
また、別行動しているメンバーにスポットがあたってサブストーリーが始まり、更に別メンバー、それも複数人が揃って別の場所で別行動を起こすシーンが多々あります。
最初にも記載している通り、"七つの大罪"全員が主役で、それぞれがそれぞれの過去の因縁などに立ち向かって成長してゆく物語となっています。
そのため、登場人物がかなり多く、相関関係も複雑です。
キャラは個性的でかき分けはできているので、丁寧に読めば頭に入ってきますが、腰を据えて読む必要があります。

全41巻で2020年完結しましたが、翌年から続編が開始されています。
主人公の名前がパーシバルなので、こちらもアーサー王伝説絡みですね。

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