主人恋日記

吉永ゆう

3.51

-10

発刊:2021.12.24 〜

既刊8巻

『主人恋日記(1)』巻の書影
『主人恋日記(2)』巻の書影
『主人恋日記(3)』巻の書影
『主人恋日記(4)』巻の書影
『主人恋日記(5)』巻の書影
『主人恋日記(6)』巻の書影
『主人恋日記(7)』巻の書影
『主人恋日記(8)』巻の書影
『主人恋日記(9)』巻の書影
pupuさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.51

33件の評価

3.5

3巻まで読みました

母は売れっ子少女まんが家、兄の樹はスポーツ万能な人気者。そんな家庭で育った葵は自己肯定感が低めで、自分に自信が持てずにいた。
ある日、葵の同級生で樹の後輩、イケメンモテ男子の世那が家に遊びに来て…?

王道の「恋愛レッスン」要素に「家族ぐるみ」要素が加わって新鮮な作品!特技がなくて友達もいない葵だけど、だからといって家族に虐げられるっていう最近のお決まりはなくて、家族全員が葵のことを大切に思っていて、この作品に流れる雰囲気がとにかく優しいです。そんな家族だからこそ、葵は家族思いのいい子に育って、そんなところをヒーローの世那は評価している。この令和でこんなにも安心して読める作品があっただろうかというぐらいです。

ヒロインの葵に共感性が高いのも人気の理由かなと。自己肯定感が低い、自信がない、恋なんてと思っている…。読者層の女性たちはどこかで感じたことがある心情なのではないでしょうか。なかなか自己肯定感が低い人って本質が変わらない人が多いイメージなんですが(私自身がそう)、葵は自分の置かれている環境を変えたいと一生懸命で、成長していく姿がしっかり描かれており、とっても応援したくなる好感度高めなヒロインです。わたしも葵みたいに頑張ろうって思わせてくれる作品だと感じます。

ヒーローの世那も人気者であるという地位におごらず、努力もするし地位で人を見ないハイスペックボーイ。葵への接し方も等身大の高校生みたいで可愛いし、恋を自覚した世那はさらに推せます。
少しずつ距離を縮めていく葵と世那をいつまでも見ていたいなと感じました!!

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