虹色ゲームメーカー

たかし♂

3.42

349

発刊:2021.09.10 〜

完結・全3巻

『虹色ゲームメーカー(1)』巻の書影
『虹色ゲームメーカー(2)』巻の書影
『虹色ゲームメーカー(3)』巻の書影
れとれとさんさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.42

9件の評価

5.0

2巻まで読みました

ゲーム好きは読んで損はない作品。というか名作の気配がします。
物語は、ゲーム好き女子高生のまどかが自作フリゲをSNSにアップしたところ、売れっ子ゲームデザイナーの目に止まってスカウトされる所から始まります。
確かに、実際のゲーム作りの現場はこんなに甘くないだろうけど、そこはそれ。それでもわくわくする展開の連続です。
1巻の見どころは、非凡な才能が集まるゲーム会社の中で、まどかが自分の持つゲームデザインセンスを無意識に周囲に垂れ流すところ。

勇者が世界を救うという、今や王道RPGといわれるDQやFFを世に送り出した坂口博信さんや堀井雄二さん。撃って戦うのではなく隠れてやり過ごすという全く新しいジャンルを生み出した小島秀夫さん。彼らは当時のゲーム業界に革命をもたらしました。本作では、まどかがこの2020年代に新たな革命をもたらそうとしています。

また本作のポイントは、作者さんが元ゲーム会社勤務とあって、ゲーム作りの現場ってこんななのかあと想像しながら読めるところです。これも大きい。
あと面白かった点は、各話のつなぎ部分で登場キャラクターの好きなゲームが紹介されるのですが、それだけである程度そのキャラクターの性格がわかる部分。
ゲーマーなら「なるほどね〜」と頷けるかと。
全体的に作画がスッキリしていて読みやすいし、そのおかげで絵的にも浮いてて世間ズレしているまどかの異才・天才感が際立って良いと思います。
次巻が楽しみな作品!!

名作の気配

1

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