阪急タイムマシン

関西の私鉄　阪急電鉄を舞台とした物語

２人の女性の過去と現在とそしてこれからのためのお別れがやさしいタッチで描かれている

主人公が友人に行った子どもの頃のとある振る舞いとその悔恨
これを物語のコアにして１巻できれいにまとめあげた作者の手腕はすごい

阪急のあのモケットシートに座ったときにふとこの漫画のことを思い出しそうな、良い読後感のある作品でした。


阪急のなかでも西宮北口駅や宝塚駅といった兵庫県域を中心とした物語なので兵庫県の阪急利用者にはぜひ読んでほしい

ブックファーストはこの漫画を平積み山置きしよう！

結末の割り切り方が良かった。
野仲さん→サトウさん、野仲さん→津村さん、サトウさん→野仲さん、と終始鬱屈した内面の描写が続いたので少しウッとなってしまった。