年年百暗殺恋歌

美しい

雷火は鷹十里のために生きてるって感じが危うくて良い。

絵綺麗。
比較的男目線で進んでく。
少女漫画要素、忍者要素、両方ちゃんとあって良い

仕事のパートナーの延長線上に形成される恋愛関係というのは、これまでの草川為作品のフォーマット通り。

一方で、全く印象が異なるのがそのダークさ。殺し屋稼業という設定もさることながら、ヒーローの後ろ暗い出自と、それに端を発するヒロインに対する異様なまでの執着心がとにかく強烈な印象を与える。恋心と呼ぶには不健全すぎる、独りよがりで一方的なこの気持ちを、ヒロイン側の気持ちと均衡を取りつつどう恋愛へと昇華させていくのか。これまでの草川作品とは一線を画する物語が生まれる予感。