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よしだもろへ
3.46
1585
新刊通知
発刊:2020.05.20 〜
既刊7巻
28件の評価
たろうまる
4.5
これは面白い。あらすじを読むと所謂「おねショタ」と呼ばれるジャンルにカテゴライズされる作品だ。確かに「おねショタ」の部分は多い。年上女性に小学生の少年が恋をするストーリーであり、これが本作の客引きでもある。だがこれはあくまでも本作を構成する要素の一つでしかなく、本作の大きな魅力は他にあった。何よりキーパーソンである「あさこ」というキャラクターの魅力が大きい。大人から見ても「あさこ」は美しい女性であり、自立したカッコいい大人に映る。タバコを吸う姿一つとっても様になっており、確かに「子供が憧れる大人」として説得力が十分ある。そして「あさこ」が時折見せる哀愁漂う表情…彼女の秘密が続きを早く読みたくなる衝動に駆り立てる。そして強烈なインパクトを残したミキ。可愛らしい見た目に反してその内面は独善的で我儘。悪者として描かれてはいるが小学生らしくメンタルは不安定。読んでいるとこの子も自分のアイデンティティを守ろうと必死なことが分かる。とにかくキャラクターがすごく魅力的だ。現代パートが多くなってきて少しずつ核心に迫っていくのを感じるが、どんな謎が明かされるのか…。
せーふぁ
4.0
平成8年、日本海に面した京都のとある民宿。連泊で訪れてきた素性不明の美女、"あさこ"。民宿の息子、小学6年生の将司はあさこに恋心という名の憧れを抱きます。あさこさんの仕草や表情、言葉選びに醸し出す余裕。自らを多く語らないあさこさんは、とてもミステリアス。平成8年といえば1996年ですが、当時の流行を細かく起こしていて、すこし後の世代の私でもノスタルジックに浸りまくりました。恋と憧れを混同した少年の、ひと夏の思い出。物語は令和元年現在から、 平成8年当時を回顧するかたちで進みます。この場面転換の技がテクい。感覚的にはシームレスに今と過去が描かれています。令和元年現在、今や大人になった将司が、当時謎に包まれていたあさこの謎に迫るサスペンス的要素もあり、とても面白い作品です。
マノモノですぞ
3.8
これは素晴らしい、ノスタルジーと初恋と夏の雰囲気からチラ見えするサスペンスの感じが絶妙。
相田コメゾウ
あさこさん、あなたマジで何者なんですか。1巻でも、2巻でも、3巻でも判断できない…。1話冒頭で心のチ〇コを掴まれたまま気になっちゃう漫画「あさこ」
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