夜桜さんちの大作戦

権平ひつじ

3.42

3974

発刊:2020.02.04 〜

完結・全29巻

『夜桜さんちの大作戦(1)』巻の書影
『夜桜さんちの大作戦(2)』巻の書影
『夜桜さんちの大作戦(3)』巻の書影
『夜桜さんちの大作戦(4)』巻の書影
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『夜桜さんちの大作戦(26)』巻の書影
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『夜桜さんちの大作戦(28)』巻の書影
『夜桜さんちの大作戦(29)』巻の書影
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この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.42

170件の評価

3.6

29巻まで読みました

週刊少年ジャンプ連載作品。
2019年から2025年まで連載しており、同時期には呪術廻戦やチェンソーマン、少し後にアンデッドアンラックやマッシュルなどの連載が始まりました。
様々な作品が連載開始し打ち切られていく中で、無難な人気を継続していた作品です。

主人公は、高校生の朝野太陽。
彼は幼少期に家族を失っており、以来ショックで他人との関わりを避けています。
そんな中で、唯一、幼なじみの夜桜六美にのみ心を許せる太陽でしたが、そんな六美を溺愛する変態教師・昼川凶一郎に目をつけられ、喉元にナイフをあてられます。
その時、謎の人物たちに助けられるが、彼らは皆、六美の兄妹であり、六美を含めた全員がスパイのスパイ一家だった。
実は昼川凶一郎も六美の兄でスパイなのだが、凶一郎は六美を溺愛しており、六美と懇意にしている太陽の命を狙っています。
それを迎え撃つ兄妹たちだったが、そんな兄妹ゲンカに終止符を打つため、太陽は六美と結婚することにする、という展開です。

最初はギャグですが、途中からバトルにスライドするジャンプの王道展開をとっています。
スタート時点からバトルにスライドしやすい展開になっており、ジャンプらしい作品といえると思います。
一方で、序盤は六美やクラスメイトの切崎殺香など、ラブコメ要素が入りそうなところもありましたが、途中からラブコメ要素は完全切り捨てとなりバトル漫画にシフトしています。
途中から太陽と六美の子どもが登場し、ラブコメ路線は完全になくなりヤンデレ気味な殺香も空気キャラとなったのは少し残念でした。
人妻の六美も完全に落ち着いてしまい、兄弟姉妹たちのサイドストーリーもなく、ラブコメ要素がなくなってしまったのは個人的に残念なところでした。
一方で、四女の四怨が露出変態キャラみたいになり、ジャンプ読者の注目を集めました。
四怨目的で読んでいた層も一定量いたのではないかと思います(私含め)。

バトルにシフトしてからは、夜桜家に流れる「ソメイニン」と呼ばれる血の力や"開花"と呼ばれる能力の覚醒という、パワーアップ要素が追加されます。
割と王道バトルな展開なのですが、次々と新たな敵が登場するのではなく、基本的に一本道なストーリーです。
太陽の両親の死の真相や、兄弟のパワーアップ、太陽と六美の子どもの登場がありますが、最終的な敵を倒すために夜桜家は最後の作戦を決行する展開となります。
大筋としてはわかりやすく、キャラクターも少ないのですが、それでも終盤はかなりごちゃつきます。
兄弟同士がわちゃわちゃする日常パートは良かったのですが、それも終盤はほとんどなくなり、ほぼバトルとなります。
終盤は読んでも頭にほとんど残らなかったというのが、正直なところですね。

日常パートは良かったのですが、クールで無自覚エロ担当だった四怨もあざとくなっていったのも残念なところです。
一方で、そんなごたごたの末に迎えた最終話はかなりきれいに収まっています。
終わり良ければ全て良し的なところもあり、トータルで悪くない作品だったと思います。

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