『君に届け(1)』巻の書影
『君に届け(2)』巻の書影
『君に届け(3)』巻の書影
『君に届け(4)』巻の書影
『君に届け(5)』巻の書影
『君に届け(6)』巻の書影
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『君に届け(10)』巻の書影
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『君に届け(29)』巻の書影
『君に届け(30)』巻の書影
妄想大臣さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.74

939件の評価

4.4

30巻まで読みました

『別冊マーガレット』連載の少女マンガ。
何度かメディアミックスされている有名作品ですが、特にflumpoolが主題歌を歌った実写映画が有名かなと思います。
ヒーロー役の風早くんは、もはや憧れの男性の代名詞的に使われるほどで、2017年原作完結しましたが、2024年現在も続編アニメが作られるほどの人気作ですね。

本作の主人公である黒沼爽子は、陰気な雰囲気と真っ黒な長髪、白い肌から、同級生から「貞子」と呼ばれ恐れられています。
ですが、実は心がすごく清く、努力家で、人の役に立つことに喜びを見出す女の子でした。
そんな彼女ですが、ある日、クラスの雑用を受けようとしたところをクラスの人気者の男子・風早翔太庇われる。
クラスのためにいつも気を使ってやっていたことを知っていたことに驚きを感じる爽子だったが、その後、徐々に風早と親しくなってゆく、というストーリーです。

身も蓋もない言い方をすれば、クラスの陰キャが高ヒエラルキーの異性と付き合うことになるというよくある展開です。
自虐的な主人公がイケメン男子の気になる存在になり、それに嫉妬する片想いの女の子や、風早と付き合えるわけがないと自分を責める爽子に、別の優しい男子が現れるなど、展開は非常に王道です。
早く付き合っちゃえよと読み手からするとヤキモキしてしかたない展開ですが、実際の恋愛も端から見ているとそういうものなのだろうなと思います。
ただ、割と序盤で両想いになり、その後はサブキャラクターの恋愛話にシフトします。
最初に爽子が仲良くなったクラスメイトの矢野あやね、吉田千鶴のそれぞれの恋愛話と、爽子との友情も本作の主題で、総じて高校生時代の青春模様を描いた内容となっています。

爽子と風早、そしてあやね、千鶴の恋愛話、過ぎてゆく日々、学校行事、受験、卒業、その後が描かれる、言ってしまえばなんでもない話です。
ですが、その一つ一つが高校生の子供によってはドラマであり、大事な1ページであることが伝わってくる内容です。
爽やかなすっきりしたストーリーで、悩んでぶつかったりもありますが、それも含めて愛しさを覚える作品だと思います。
ただ、暗黒の高校時代を送っていた私的には共感できるところがなく、感動と別感情で悔恨の念があることも書いておきます。
高校時代に甘酸っぱい経験ができなかった方には劇物となる可能性もあるため注意ですね。

少女漫画の名作です。
一般的に有名作なので、男性でも読んでおいて損はないと思います。

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