この漫画のレビュー

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4.0
3.0
2.0
1.0
3.03

87件の評価

4.0

13巻まで読みました

主人公は高校生の「神宮マサト」。
彼は7年ぶりに故郷に戻ってきて、地元の高校に編入します。
マサトは子供の頃からどんな動物とも仲良くなれるという不思議な能力を持っていて、常連だったサファリパーク「不二サファリパーク」で、親友のゾウのハナコと久しぶりの再開を果たすところから物語が始まります。
幼馴染で同級生となった「ヒトミ」と不二サファリパークに来る約束をしたマサトは、翌日、ヒトミと共に、再度不二サファリパークを訪れるが、早朝のサファリパークに入った二人を待ち受けていたものは、不気味な人そっくりの顔を持った動物たちが、人々を襲い、捕え、虐殺する、地獄のような光景だった。

"新宿金魚"とか"食料人間"とか、一時期妙に流行ったサバイバル・ホラー作品の1つ。
人の顔を持った動物たちがゲラゲラ笑いながら人を残酷に殺し、捕食し、また弄び、女子供関係なく苦しめた末殺す。
全編を通してデフォルメされない人肉、内蔵が容赦なく描写され、残酷で胸糞悪くなるような内容となっています。
この手の作品大好きです。
出だしのインパクトが強く、その後も街に放たれた様々な動物のジンメンからどうにか逃げ惑う様を描くのですが、やがて彼らジンメンの目的や、ジンメンが生まれた恐ろしい経緯について知っていくような展開となっており、それは神話、伝承にもつながることが判明します。
"人の顔を持った動物"という出落ちのような生命体を暴れさせるだけでオチを考えていないパターンなのかもと思いましたが、意外に序盤からしっかりと設定が作られていて読み応えのあるマンガでした。
トンデモ展開や序盤とキャラ変わってない?と思うシーンもありますが、伏線を回収しながら新しいストーリー展開がされている、ストーリーの楽しめる作品です。

ただ、この手のマンガの宿命として終盤付近は文字が多くなります。
全12巻ですが、後半になるにつれて内容が重くなり、一冊読み終えるスピードが遅くなるので、序盤の残酷展開とパニック・ホラーに惹かれた方は注意が必要かと思います。
とはいえ、キャラは立っていて、ストーリー展開はわかりやすく、全編を通してアクションシーンが主なので、最後まで飽きずに読み切ることができました。
後半、女の子らしく悲鳴を上げるヒトミが、悲鳴を上げると即うるさいと怒鳴られるのは笑いました。
普通に楽しめる、良作だと思います。

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