nu さんのレビュー

241029、12巻101話まで読了。

最終巻まで読了。
失恋して自殺寸前だった主人公を謎のお嬢様女子大生が助けて奇妙な同棲を始める話。手を叩くと次に手を叩くまでは透明人間扱いになるというルール。
序盤全然話が進まなかったけど、終盤は展開が早く一気読みさせられた。ヒロインが一見性格悪そうだけど実は性格良い系の演出がされてるものの、冷静に見て純粋に性格悪めなのが良い。

13巻まで読了。コスプレ好きの陽キャ美女がクラスメイトの雛人形屋の跡取り男子にコスプレ衣装を作ってもらう話。コスプレ初心者のための入門書みたいな内容。登場人物が全員善人でストーリーは当たり障りがない感じ。リアクションが毎回同じなのでちょっと飽きる。絵はめちゃくちゃキレイ。

5巻まで読了。
異世界に転移したデブの主人公が勇者になる話。異世界でもその見た目から気持ち悪がられて、散々な扱いを受けるけどラッキースケベ連発で、ギャグセンスが良く、かなり笑えるコメディ。固有名詞がだいぶ下品だけどわかりやすい。
時々HUNTER×HUNTERのパロディを入れてきてたけど、4巻のおまけ漫画が完全に幻影旅団でめちゃくちゃ笑えた。本編よりも面白いおまけ漫画初めてかもしれない。

6巻まで読了。
10歳の少年がたまたま出会った願いを叶えてくれる悪魔（妖精？）に「男の中の男になりたい！」と願ったら意地悪で女の中の女（誰もが振り向くような爆美少女）にされてしまったという設定。そんな元少年が高校に入学するところから始まるラブコメ。
こんな設定なのに、世界観はゴリゴリのヤンキー漫画で、道を歩いていたら初見のヤンキーが喧嘩を売ってくるような世界。これが以外にもマッチしている。
コメディ要素が強く、毎話大なり小なり最後にオチがある。基本は日常コメディだけど、当たりハズレがなくて毎回そこそこ面白い。主人公がなぜかフィジカル最強で、かつ少年漫画の主人公のような性格。結果ただの美少女じゃなく、凛々しい美少女になっていて魅力的。
ギャグのセンスやファンタジー度合いがらんま1/2に近い。らんま1/2と比べると相関図が単純で主要キャラ全員が主人公に惚れている。そのせいかお話のパターンが少なくて、飽きるのも早いかも。

3巻まで読了。やりたいことを我慢しすぎて一定レベルを超えると眠ってしまい、自身の分裂が出現して願望のまま行動するようになってしまうという世界の話。設定はかなり面白いけど、物語が表面的でワンパターン。3巻で飽きてしまった。

6巻まで読了。商業作品にしては誤字脱字がやたらと多い。
主人公はチート能力持ちでハーレム展開だけど、直接的なエロ描写は少なくて間接的な生々しいエロ描写が多い。

24巻まで読了。デッドチューブハウス編から一気に面白くなった。

ゆるい少女漫画

いじめがテーマの漫画だけど、いきなりいじめが起こるのではなくそこまでの過程が丁寧に描かれていて良かった。
序盤最大のヒールだった佐古が後半ではほぼギャグ要因みたいになってて笑った。
巻数は多いけど文字が少なくてあっという間に読み終えた。

ファンタジー要素のないサバイバル物。物理的な意味でみんな足を踏み外しすぎてワンパターン。

1巻読了。主人公が無表情で当たり前のことを長々としゃべって、周りのキャラクターがまるで神様から啓示を受けたかのように大げさな「気付き」を得る漫画。
主人公を賢く見せるために、主人公以外のキャラクターが極端に頭が悪かったり、自己中心的に描かれている。主人公の主張は一方的だったり物事の一面だけしか見ていないことも多いが、まともに反論したり議論したりするキャラクターがいないのでずっと無双状態。著者の言いたいことを主人公に言わせて周りを黙らせてるという著者だけが気持ちよさそうな作品。
主人公は典型的なINTP（おそらく著者も）で、現実では上手く周りを納得させることは出来なさそう。それ故漫画の中で理想の私を描いているように思えた。

絵がわかりにくい。下手というわけではなく（むしろ絵自体はきれい）、読者への伝わりやすさよりも絵としての芸術性を重視して描かれたような感じ。悪く言えば作者自身の自己満足の絵。アフタヌーンだから許されてるけどメジャー誌だったらダメ出しされてそう。
キャラクターが多いのに顔がみんな同じ（実はこれには理由があり後ほど明かされる）なので、誰が誰に言ったセリフなのかがわからない。特にバトルシーンでは誰が誰に攻撃してどっちが勝ったのかが絵では読み取りにくい箇所が多くて前後の展開から予想しないといけなかった。
そのような理由で一度は読むのを断念していたものの、それ以上に内容が面白いと聞いて頑張って読んでみたら本当にめちゃくちゃ面白かった。絵のわかりにくさを補ってあまりあるほどストーリーが面白く、キャラクターも魅力的。序盤はやや単調でありきたりなストーリーで、能力は低いもののみんなに愛されるキャラクターの主人公と、機械のような無機質な敵が定期的に襲ってきて毎回撃退するというお話。中盤で主人公が月に行ってから一気に面白くなった。展開がスピーディーになり、伏線がどんどん回収されていく。一瞬12巻で最終回だと思ってしまうほどきれいに話がまとまったが、この続きがあるようなので楽しみ過ぎる。
23/09/17

ドラマ試聴後に読んだ。ドラマで納得いかなかった部分がきちんと説明されていてドラマよりも俄然良かった。

無駄なところがほとんどないよく練られた良質なストーリー。2つの集団が不本意にも殺し合いの争いとなってしまう描写がリアルで面白かった。ところどころ入る著者の自分語りはギリギリ鬱陶しくならない範囲の短さに収まっていて気にならなかった。
絵はそんなにきれいじゃない。

ライトなウシジマくんみたいな感じ。表情の描写が上手い。山岡さんのキャラクター描写（行動原理）が雑で終盤は尻すぼみに感じた。

長編（魔法使い試験、黄金郷）が非常に面白い。短編はおもしろい話もあるけどつまらない話もそこそこある。
全般的に女性キャラクターはリアリティがあるものの男性キャラはリアリティがない。少女漫画によくある理想化された男性像って感じがする。

ホラーと性欲の表現のセンスがすごい。風呂敷の広げ方が上手で次が気になってどんどん読み進められる。
人物の線はシンプルなのに目だけは丁寧に書き込んでて表情の表現が上手い。