イリヤレン さんのレビュー

とにかく味がしない作品。

漫画でこんなに泣くなんて思わなかった。
主人公・デクやA組の仲間の成長はもちろん、敵であるはずのヴィランにも感情移入してつい涙が流れてしまう。
一言でヴィランと片付けられていても、ただの悪じゃない。その背景には社会への不満や生きづらさ、そしてヴィラン同士にも絆はある。そりゃそうだ、全員人間なんだよ。
この作品は、王道の少年漫画であり、社会派ドラマでもある。

読むにつれてどんどん面白くなっていく最高のエンタメ作品。
最初から最後まで一切の無駄がないく、ワクワク、ドキドキ、ハラハラ、ビックリ、この全5巻の中に全て詰め込まれているが、ごちゃごちゃしてなくてとにかく読みやすい。
一気読み推奨。

これまで読んだ漫画の中で1番面白くなかった。
死んだ主人公たちが走馬灯の中でこれまでの人生を振り返り、幼なじみとの恋愛にツッコミを入れていく話。
タイムリープものを新しい角度で切り込んでいるものの、切り込んでいるだけというか、それ自体に面白みがあまりない。それでいて、所々に挟まるギャグがずっとすべっている。
本当に、原作があの劇団ひとりなのか？小説から映画から名作揃いの劇団ひとりなのか？
小説、映画、コント……全て面白い劇団ひとりの作品の中で唯一にして最低の駄作です。

既刊44巻で、まだまだ終わりが見えないながらも、全くダレることなく、ずっと面白くてスラスラ読めてしまうチャンピオンの看板作品。
とにかく魅力的なキャラクターが山ほど出てきて、一度展開があったと思ったらさらにそれを裏切るような展開がある、読んでてワクワクが止まらない、西修先生の技が光る名作コメディ漫画。

この作品をネタバレなしで語るのは難しい。とにかく第1話を読めばこの作品の続きが読みたくて仕方なくなるはず。
2025年、この時代だからこそ読んで欲しい、アツくて、心揺さぶられる、新時代のスポーツ漫画です。

動物保護という、重くてニッチな題材ながら、これだけポップに描けるというのが凄い。
それでいて、動物保護の良い部分だけでなく、暗い部分にも光を当て、問題提起をしていく、しかしそれが説教臭くなくて、心動かされる。
漫画史に残る名作になって欲しい。素晴らしい作品です。