ブートン博士とケン一くんは、あやしい覆面の集団に誘拐されてクラゲ島へと連れていかれる。そこには、地球制服をたくらむポッポ博士と、さまざまなロボットたちが待っていた。研究に協力するよう言われる二人だったが……。赤本時代の傑作漫画『火星博士』『仮面の冒険児』『大空魔王』『一千年后の世界』『流線型事件』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『火星博士』(手塚治虫漫画全集MT339『火星博士』収録)/『仮面の冒険児』(原題『20のトビィ』) (手塚治虫漫画全集MT324『拳銃天使』収録)/『大空魔王』(手塚治虫漫画全集MT339『火星博士』収録)/『一千年后の世界』(手塚治虫漫画全集MT173『珍アラビアンナイト』収録)/『流線型事件』(手塚治虫漫画全集MT254『有尾人』収録) <初出掲載>『火星博士』1947年9月5日 不二書房発行/『仮面の冒険児』(原題『20のトビィ』)1948年7月30日 東光堂発行/『大空魔王』1948年8月5日 不二書房発行/『一千年后の世界』1948年8月30日 東光堂発行/『流線型事件』1948年10月10日 娯楽社発行
読み切り形式の漫画で久しぶりに心が震えました。 キャラクターの魅力さながら フィクションを交えていることは承知の上ですが「あの時代」を体感した作家だからこそ出せる色に打ちのめされました。 少しキャラクターやストーリーの話をすると、 自分の中で驚きがあったのは読んでる最中 「この手の話だと、走るのが苦手な手塚を明石が自身の様々な力を使って勝たせるんだろうな」 と思っていたところ 明石は手塚の肩に並び「がんばれ」とマジで練習に付き合うという彼の人間性に魅了され さらにはマラソン本番、手塚に「ヤジを気にするな」と声をかけるシーンに、さらにグッときました。 『メンツ』だけで生きていた側面とは全く違った部分が明石を好きになった理由です。 だからこそより心にきました。 みなさんの手塚治虫オススメ作品を教えていただけると嬉しいです。
by だーぽん (1)手塚治虫が自らの少年期を描いた『ゴッドファーザーの息子』『紙の砦』『すきっ腹のブルース』など自伝的作品を中心に集めた短編集。一男二女の子育て体験を私小説風に描いた『マコとルミとチイ』も併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『ゴッドファーザーの息子』(手塚治虫漫画全集MT179『ゴッドファーザーの息子』収録)/『紙の砦』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『すきっ腹のブルース』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『がちゃぼい一代記』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『トキワ荘物語』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『という手紙がきた』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『動物つれづれ草』(手塚治虫漫画全集MT274『紙の砦』収録)/『怪談雪隠館』(手塚治虫漫画全集MT258『雑巾と宝石』収録)/『マコとルミとチイ』(手塚治虫漫画全集MT273『マコとルミとチイ』収録) <初出掲載>『ゴッドファーザーの息子』 1973年1月号 別冊少年ジャンプ掲載/『紙の砦』 1974年9月30日号 少年キング掲載/『すきっ腹のブルース』 1975年1月1日号 少年キング掲載/『がちゃぼい一代記』 1970年2月号 別冊少年マガジン掲載/『トキワ荘物語』 1970年9月号 COM掲載/『という手紙がきた』 1971年2月1日増刊号 ビッグコミック掲載/『動物つれづれ草』 1973年10月号~1974年9月号 アニマ連載/『怪談雪隠館』 1969年12月3日号 漫画サンデー掲載/『マコとルミとチイ』 1979年8月号~1981年10月号 主婦の友掲載/『うめぼし陰謀団』 1955年4月号 少年掲載/『ぼくの少年時代』 1955年2月号 少年クラブ掲載/『らくがき事典1』 1959年8月16日号 週刊少年サンデー掲載/『らくがき事典2』 1959年8月23日号 週刊少年サンデー掲載