藤本タツキ

面白いは面白い。
が、ファイアパンチが面白くて期待して読むと少し違和感がある。
ファイアパンチが独特で才能や奇才感を感じて期待して読んだが、だんだん商業的で読みやすくまとまっていってるように感じる。

鬼滅ぐらい登場人物が死亡します。Netflixの3Dアニメ演出が似合いそう。

文句なしの星5。話がどんどん展開して飽きる暇がない。世界観ものすごく作りこんでいるだろうにあえて説明は少ない。ラストも最高。
キーワード：ディストピア、宗教、信仰、煙草、異能力。

衝撃的な問題作であることは間違いない。広げた風呂敷をうまく畳めなかった感じもするが、そのことも含めて熱量を感じる。

ファイアパンチ 全8巻
もはや説明不要である。
ぐわんぐわん脳髄揺さぶられる漫画はファイアパンチとチェンソーマン。
藤本タツキ先生の脳内は常人には理解不可能。「ヤバすぎてジャンプSQに連載できなかったからジャンプ＋で連載されたヤベー漫画」
変人と天才は紙一重を地でいく藤本タツキ先生

記録用

いい意味で漫画っぽくなくて良い作品。
男性なら誰でも好きそうな漫画です

話の内容は、時々ハッとさせられるシーンはあるものの全体的に超大味ではっきり言って意味不明。絵は綺麗

映画好きを公言しているタツキ先生らしく、ホラーサスペンスさながらの映画的な描写は美しく、先が全く見えない展開(なのに面白い)は、週刊誌で毎週追っていく方が楽しい漫画。
(単行本一気読みはもったいない)

本来、ここまで荒唐無稽でゴールが見えない作品なんて、普通は絶対成立しないし、大衆受けもしないはずなんです。
これを良作品たらしめているのは、チェンソーの悪魔という強力なアイディアと、主人公の性格と周りの登場人物の関係図があまりにも秀逸だからでしょう。

最近の少年ジャンプでは、本当に唯一無二の作風ですから、未読の方には是非お勧めしたい作品です。

※追加
ラストの展開が好みだったので点数アップしました。