田中靖規

時間制限のあるループもの…という扱いの難しい題材をうまく転がしている作品だと思います。土着的なホラー要素も舞台の島の雰囲気と上手くマッチしていて空気も美味しい。個人的に既刊の中で一番好きなシーンは2巻のラストです。

ループものという軸となるジャンルはあるものの、物語の展開に合わせ変化していくジャンル。
ただそれはとても自然で読者を飽きさせない、物語により引き込むものだと思う。是非読んで欲しい。

アクリルスタンドはよ

小さな島を舞台に女子高生の溺死事件から始まる物語。
主人公は殺されるたびに記憶はそのままに時間が巻き戻り真実に近づいていく。どんどん明らかになっていくまさかの進展に目が離せません。

伏線の貼り方と展開が面白い。最近の中で一番続きが楽しみです。

いい感じのSFの塩梅と魅力的なキャラ！閉鎖的な島を舞台にしたサスペンスで、すげえおもしろい。