鳥飼茜

面白くて一気に読んでしまったのだけど、一つ一つの言葉が重いから、もっとゆっくり噛み締めて何度も読みたくなる

そして感想がまとまらないが、えぐられるものがある

女であること
男であること

支配する側　
支配される側

幸せの正当化
弱さを認める強さ

2021.09.20.全巻一気読み。
すごすぎる。
「性」について、こんなに深く深く向き合った鳥飼茜先生に敬意を表します…。
目を伏せたくなるような現実に、
こんなにも真っ向から向き合った鳥飼先生本当に強い方なんだなと。

女についていろんな角度からライトを当てて、
ああでもない、こうでもないと模索していく中で、主人公が戦い、抗い、答えを出していく。
けど、希望を見出すには結局はシンプルで。
あとは自分でお考えください。
そんなことを言われたような漫画でした。

体験したことある人はつらくて読めないかもしれない。
私は女という理由で痛い目に遭ったことはないけど、
それでも感情移入して何度も泣いてしまった。

道徳の教科書にも思えた。
言葉一つ一つが繊細なキャラの心情を表してて、
言葉一言一句の言い方に気を付けているような印象。
ここまで社会問題に真っ向勝負していて、
執筆中の鳥飼茜先生の精神状態が気になる。

自分の持っている力の強さ弱さ、
自分の意思を自分で決め、
自分の価値は、そして自分の体の行方は
自分で決めること。
そんなことを教えてくれた。

男も女も読むべき。

途中まで最高に面白かったけど、最後の方は置いてけぼりになった。苦しい漫画

うわ！すごい！鳥飼茜さんの漫画こんな面白いんだ

5巻まで読んだ

すごく話が深くて、重くて、続きを読もうか迷ってます

今作も鳥飼茜節がさく裂！
男女の細かい心理描写や仕草がまるで小説を読んでいるみたい。
2巻以降どうなるのか期待

小説家の加治にかつて自分の生きてた証拠を小説に残して欲しいと言った男は30歳になる前に自ら命を絶った。失恋の喪失は人を殺せる。自分の人生とは？死と喪失を知った小説家の物語。

性について、考えさせられる。
メインの話の流れもそうだが、会話の中で、看護「婦」と強調されていたり、細かいところまで拘っている。
結構重い話でグサグサ刺される。