伊咲ウタ

チート要素はあまりなくストーリーも丁寧

原作未読
ニートの主人公がゲームの世界へ転移するパターン。

割と良さげな雰囲気。
国王とか周りの人の態度も悪くないし、序盤の物語の目的も王女の余命までにエリクサーを入手するとわかりやすいのがいい。
主人公も他のなろう主人公に比べて性格が良いので読める。
ゲーマーゆえの面倒臭さはあるけど気になったのはそれくらい。

まだ無名のコミックですが、絵も綺麗でなかなか良く、続きが観たいです。

人間×アンドロイドの次第に心をかわしていくありがちなSFヒューマンドラマ。
ではあるんですが、主人公の人間側に「他人の感情を汲み取る」一般的な能力に欠陥がある点に特徴があります。
主人公は過去その感覚の欠如により家族を壊した経験があり、人間対アンドロイドの問題だけに終始しているわけではない点も本作の特徴です。

アンドロイドのロボ子が「人間らしさ」を学習するためにチャレンジしていく姿勢、そしてその対比として自己嫌悪に陥る主人公の描写。また主人公の妹との確執のエピソードなど、読み応えがありました。全3巻ですが、もっと読みたいくらいでした。

なにより、伊咲ウタ先生の繊細なイラストが美しいです！『現代魔女図鑑』で惚れ込んだ絵柄です。
横顔の美しさ、まつ毛の綺麗さ、男女ともに髪の風に吹かれた時の散り具合などなど本当に美しいです。
また各話のタイトルがユニークだったり、某死のノートや「勘のいいガキは…」のパロディなど小ネタもあり笑える部分もありました。
おすすめです。

現代、人口のいくらかが魔力を持つ魔女である世界。日本のとある街の魔女たちの日常を連作形式で描くファンタジー。
キャラクターの絵柄、目の描き方がめっちゃ好みでした。それと横顔。もはやそれだけで星4くらい。
連作形式なので、巻を追っていくと別々の話のキャラクターがとある話で交わったり、そこの楽しみもありました。
だけど、作者さんも仰ってますが最終巻でだいぶ本来の主旨からズレたなあというのが正直な感想です。惜しかった！