平庫ワカ

最後の手紙の内容は作中に描かれておらず、その手紙を読んだシイノは小さく頷きながら涙する。手紙の内容は何が描かれていたのだろうか。ささやかな願いとしては、シイノのことを想うマリコの他愛もない愛のある内容が記されていた。であるが、シイノが求めていた言葉が「一緒に死んでくれ」という言葉だったのではないかと考えてしまう自分がいる。

ソラニンのような疾走感

漫画力凄っ！とんーでもない作画力！！かなり重い話なのに主人公の勢いと熱量でグイグイ引き込まれる。
幼い頃から人生が重すぎる、重力に逆らえない女、マリコ。彼女が重さに押し潰された時、自分に一言も、遺書のひとつも、無かったのだろうか。お互いがお互いしか居なかった2人の筈だったのに。
…主人公の悲しみが胸をえぐる。
そして読後感は不思議と悪くない。傑作。

女って一定数この主人公みたいな感じだよ。※個人の見解です

キラキラしてない。いい香りなさそう。ドロドロ泥臭いこと考えてる。

正直世間の評価ほどではなかったが、1巻というボリュームの割には読み応えはあった。
テーマが（自殺、虐待など）テーマだけに読む人を選ぶ作品

紙の上をひた走る衝動と熱量。
いい意味でサラッと読めて、いい意味でページをめくる手を止めてふと考える。面白かったです。

マリコいい友達持ったな

1巻完結。疾走感と熱きものは伝わった。親友が自殺した主人公の親友の弔いの話。依存の先にあるものは固執が待ってる。そんな気がした。

4話読み切り+1話読み切り。
絵の熱量・勢いがすごい。
ナレーションがほぼ無く、主人公の考えと回顧で話が進む。
さくっと読めるが心に残る。