国を訴えたこの裁判、勝ってはいけない!? 夫が遺した“公文書改ざん”を告発する手記。信頼できる人間に託し、世間に公表することを望むマサコ。しかし、真実の隠ぺいを謀ろうとする周囲の人間によってその願いは踏み潰されようとしていた。身も心も疲れ果て、全てを諦めかけたマサコに運命を変える出会いが訪れる―― どんな困難に阻まれようとも、夫の真意を埋もれさせたままにしてはいけない! 事件の真相を知るため、平凡な主婦が選んだのは、“国”を相手にした裁判!! ところが、ここにも大きな落とし穴が!? 「この裁判勝ってはいけない」 その意味とは――!?