中山敦支

UFOキャッチャーが全てとなった世界で、主人公雲吞ちゃんがゆるキャラの為に大活躍（？）する漫画。
可愛いキャラデザに勢いのあるストーリー。
バカバカしい世界観もとてもよかった。
でも、そんなにUFOキャッチャーが世界の全てとなった感が薄いのが残念。
もっと広げていって欲しかった。

産まれるわー産まれるわー

triggerでアニメ化してほしい

トラウマは逃げる為じゃない、乗り越える為にあるーー。

トラウマを武器に変える「アートマン」の戦いを描いた本作。
能力や設定、キャラデザは言うことなしだけど、どうしても設定重視で初動の勢いに欠けて見えた。
打ち切りなのもあって展開に無理があるのも気になる。

でも個性的で、中山さんがどういう作者なのかがよく分かる作品になっている。
ファンなら充分楽しめるし、他作品との差別化もはかれてる。
少年漫画は好きだけど、最近王道は食傷気味という人におすすめ。

学園ラブコメ系バトル漫画。
ぶっ飛んだ見開きやキャラクターの圧が凄まじかったです。最終巻まで、もはやその勢いで突っ走っていってしまったのか。
ざっくり、物語の主題的にもキャラクター的にもこの作品は2部に分かれると思います。学園編と実験島編。
学園編はわくわくして読みました。次々と個性的なキャラクターが登場し、物理的にはっきりと明確な目標がありますから。これぞジャンプ系！ていう感じですね。
しかし後半に差し掛かるにつれて本作のテーマ「愛」のかたちが揺らぎ、またバトル漫画の宿命でもありますが、強さのインフレやキャラクターの登場格差も生じました。ここがとっても惜しかったと思います。

ただ、それでも見開きのパワーと荒いイラストの吸引力がすごい。引き込まれました。
だんだん可愛くなるカギューが素敵な作品でした。

自殺の才能があると見込まれた少女が、自殺を後押しする悪霊を追い払うお話。

漫画に「スーサイドガール」の中山敦支先生(他作品未読です…)原作に神ゲー「レイジングループ」のライターanphibian先生。
レイジングループ信者なので、そこから読んだ。
有名ゲーム実況YouTuberの結城マチは、ある日ゲームから落ちると同時に明かりの暗い教室にいた。
他に5人。6人は椅子に座らされ、こっくりさんのような遊びで強制的にデスゲームに参加させられる。
トンデモゲームにいちゃもんつけるのも悪いけど、バグにかこつけてなんでもありはないと思う。
"原作者買い"したけど、あとがきで書いてあるけども面白さを見せる前に終わってしまった感があるなぁ。
唐突に始まって唐突に終わるというか。

単巻と言わず、連載して他のマジョゲームについても触れて欲しい。

ぶっ飛びにぶっ飛んだ魔法☆少女もの。
16歳になったら自殺することを夢見ていた主人公の少女は、自殺オフ会で集団自殺を試みるも死ねませんでした。
やがて少女は、自殺を世界からなくすためにスーサイドガール(自殺しようとする人たちを止める)
になったのです。
メインのネタバレなしのあらすじ。
ぶっ飛びすぎて1周回って面白い作品。
めちゃくちゃなアツいノリの中にズシンとくるポイントがあって、そこら辺も計算して作られているんだろうなあ。

柴田ヨクサル先生の勢いと藤田和日郎先生のホラーテイストを混ぜた感じ

ガツンときた！！
トリガーのアニメを見ているような疾走感溢れるハイテンションなコマ割り。そこから一気に突き落とすような感情の起伏、可愛い絵と不気味な絵の高低差が本当に凄い。。。「自殺者が死んでしまったのは誰のせいでもありません。環境のせいでも社会のせいでも親のせいでも人間関係のせいでも…生まれつき遺伝子のせいでもない。すべて『フォビア』に殺されたのです。『フォビア』はこの自殺大国日本に巣食う歴史上最強最悪の害敵なのです」。現代社会に爆誕した魔法少女はフォビアを根絶するために立ち向かう。

展開の意外性はあります