八十八良

同作者の『不死の猟犬』と同じ世界を共有するスピンオフ的作品。
時系列的には、『猟犬』6巻→『稜線』3巻→『猟犬』7巻 と読むのが一番楽しめるかと。
ベクター側の視点で物語が進むうえ、本編6巻まで読んでから入ると「人間とベクターの救われない物語」の悲劇性が跳ね上がります。
個人的には本編よりも好き。

序盤で読者に着地点を予想させておいて、メインはまた別にありました、という構造がうまく機能していて面白いです。
ともすれば広げすぎた風呂敷を畳まず終えられそうなストーリーですが、ごまかさず描いているのが印象よかったです。
尚、がっつりガチガチのSFがメインではなく、あくまで「セーラー服着た女の子のガンアクション」が主題ですのでご注意を。

一度死ぬと『リセットされたように』生き返る世界。しかしベクターという人間に接触し「復活不全症」に感染すると、生き返らなくなる。ベクター対策班の刑事である主人公は「逃がし屋」との過酷な闘いに身を投じる……。

人が死なない世界。病気になったら「死んで」リセット。ベクターとは何か？復活不全症への感染は何を意味するのか？
全編、手足が吹き飛び血がドバドバのアクション！グロ注意。そして明らかになってゆく驚愕の真相！！
6巻まで神レベル。めっちゃくちゃ面白い！！

7巻……えらく駆け足だなぁー惜しい。でも伏線は一応回収されているので良しとする。

スピンオフと言っていいのか分かんないけど、ベクター側をメインにした話。
本編よりこっちの方が設定を活かしたドラマになってて好み。

設定はなかなかおもしろいけどアクションがメイン。一気読みを推奨。

いつの間にかタイトルがマイナーチェンジされてた。引き続き結末に期待。

設定が面白い。こういうSFチックなもの好きだな。

『不死の猟犬』の続編。今度はベクター視点での物語。ばかおもしろい。

絵が上手い、設定やキャラも中二的にかっこいいのが大好きです。
アニメ化するなら完結するまで待って！