ミヨカワ将

乙一原作のミステリー・サスペンス作品。
人々の全ての罪を背負って生きたまま荒野に捨てられるアザゼルの山羊。少年は、アザゼルの山羊になるのか。
重たすぎずしんみりした読後感が一巻で味わえるのが魅力。テーマや展開にそこまで捻りはないかも。

さすが乙一さん原作の漫画、不思議でとても綺麗な作品でした。
乙一さんの小説をよく好んで読んでいたので、それを漫画としても楽しむことができて良かったです。

興味深い設定だが、典型的な新本格推理的なつまらなさで、真面目に読む気になれない。

一巻完結の漫画なので、とてもテンポ良く話が進んでいってよかったです。

乙一原作、という事で「グロ」「不条理」というキーワードが頭をよぎったけど硬派なサスペンスでした。
生き延びる為に武器を取ったかに見えたイジメ被害者の同級生。彼から聞いた「アゼザルの山羊」の話。
人々の罪を背負って放逐された山羊。主人公はある疑念を胸に逃避行を共にする…

真相が凄く切ない。
あとこれジャンル分け間違ってますよ〜バトルじゃなくてサスペンス！！