杉浦次郎

異種間恋愛は尊い
ロボットと人間の様々な関係にそれぞれのキャラクターが誠実に向き合っているのが良い。
高度に発達したAIは感情と区別がつかないので、それに対して家族と考えるかモノと捉えるのか。面白いと思う。

とりあえずスーパーミーナを一台ください！

過去にどこかで読んだことのあるような設定や構成であるものの読んでいて飽きない展開が面白い。

ただ、作画が非常に不安定。
ページ毎に顔が丸かったり細長かったり、体型が変わるのはなんとかして欲しい。

3巻既読。ミーナちゃんとの「子ども」、マモルくんがめちゃくちゃ可愛い！「アヒーっ」がくせになります。

1巻1ページ目を見た瞬間、映画『イヴの時間』を連想しました。あちらは人間とアンドロイドの見分けがつかず、融和的な世界です。
本作も似たイメージですがもっと平和的。
アンドロイドにほぼ近いロボットがヒロインですが、見ただけで人間ではないとわかります。(上位機種はより人間っぽさがありますが。)

かねてから俎上に登っている「ロボットは人間に等しい知能や感情を後天的に有することができるか？」そして「それは人間の持つそれと同じと断言できるか？」
議論され尽くしているテーマですが、この作品を読んでいると「んなことは当人同士が良けりゃええんじゃない？」って思います。
負の感情があらわれたときはまた逆のこと言いそうですけど…
横道に外れてしまいましたが、「セクサロイド」なんて新語もありますし、現実にも人間×ロボットの夫婦が生まれる未来も近いかもしれませんね。

マルチやヌクヌクとは違ったロボロボしいロボ娘との結婚生活に
ドキドキ、ゾクゾク（例えが古い）。
踏み台がないと皿洗いが出来ない匙加減とか絶妙です。