たむら純子

天文博士であり陰陽師の弓削綺羅は、鬼に喰らわれる悪夢にうなされる親王の護衛を命ぜられる。人の寂しい心に住まう、鬼の正体とは？他、綺羅の新鮮さを追求の新作描き下ろしに、明治維新後の写真館を舞台にした、ミステリアス・ロマンな作品を同時収録。

田村純子（漫画家） ワニブックス （2004/12 出版） 121p / 19cm / B6判

ニック・コールマン――貧民街で不良少年として育つものの、故スタンウェイ氏によってビジネスの才能を見出され、今では青年実業家兼プレイボーイとして名を馳せる――スタンウェイ氏の愛娘であるサラは、この後見人にずっと恋心を抱き続けてきた。しかしニックは少女時代から知っているサラを、一向に女性として見ようとはしない。彼を振り向かせたい一心でサラは、クリスマス・ランチに招いた男友達を恋人と偽り、熱烈なキスシーンをニックに見せつけるけれど…!?

テレビ番組制作に携わるポリーは砂漠の王国アムラでの撮影許可を得るため、アムラのプリンスを招いたパーティーを企画した。彼の名はシーク・ラシード――あまりに長身で、あまりにハンサムで、あまりに力強い男性。尊大な王者のオーラを放つ彼に怖じ気づきながらも話を切り出したポリーに、初めて会うはずのラシードはなぜか冷たい敵意を向ける。だが彼女が諦めかけたとき、意外な言葉が聞こえてきた。「君たちを我が王国に歓迎しよう。王族が法律の砂漠の国に――！」

大富豪が恋をしたのは、地味なウエイトレス!?ジェーンは落ち込んでいた。慈善事業に熱心なことで有名な実業家チェイスが来るパーティーに、ケータリングのアルバイトでもぐりこみ、そこで直接チャリティイベントの話をもちかけようと思ったのに…彼に会えずにパーティーは終わってしまった！　どうしよう…このままじゃ白血病と戦う親友の子供への治療費が集まらないわ。その時「僕と話したいと言うのは君かな？」とブロンドの王子様のような男性が現れた。まさか、こんな若くて美しい彼がチェイス…!?