マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
福本伸行
3.87
16527
発刊:1996.09.03 〜
完結・全13巻
「限定ジャンケン」「電流鉄骨渡り」「Eカード」――。前代未聞の方法でくりひろげられる人間総力戦、修羅場勝負の数々。これがギャンブルだ! おまえたちは、負け続けてきたから、貧窮し、ウジウジと、人生の底辺を、這って這って這って、這っているのだ……!限定ジャンケン……!限定と聞いて、すぐ、ある予感が走った。この勝負、運否天賦じゃない。おそらくは愚図が堕ちていく。勝つのは、智略走り、他人出し抜ける者……!
555件の評価
ぺすな
4.0
ジャンケンをここまで広げられるのか〜天才や
うにたべたい
4.3
今も尚続くカイジシリーズの1作目。今更レビューする必要も無いレベルの有名作ですね。自堕落な生活を送っていた伊藤カイジは、自分が保証人になっていた借金を利子ごと押し付けられる。支払うアテも能力もないカイジは、遠藤の進められるままギャンブルが行われるという船に乗り込むというストーリー。数量が制限されたグー・チョキ・パーのカードで戦う「限定ジャンケン」、落ちると命が危ない高さにある1本の鉄骨を渡る「鉄骨渡り」、そしてギャンブルを取り仕切る利根川と、針と鼓膜までの距離を賭けて戦う「Eカード」、最後に元締である兵頭とのギャンブル、計4つのギャンブルが描かれます。本作で完結せず、続編がタイトルだけ変わって連載されているため、ラストはスッキリしない終わり方になっています。ただ、連載中唐突に終わるわけではなく、ストーリー的には区切りになっているので、一応、本タイトルのみでも楽しめる形にはなっています。個人的には続編の「賭博破戒録カイジ」、その次の「賭博堕天録カイジ」の17歩編の方が好みです。ちなみにその次以降は、まだ連載中ですが冗長と感じています。その後長いシリーズが続く1作目だけあって、絵に癖はありますが、非常に引き込まれる作品です。作中、長考シーンが度々挟まりますが、焦れるというより必要な場面と感じます。引き伸ばされて苛立つような展開ではなく、窮地に立たされた心理描写、閃き、一か八かの賭けに出る心理描写に優れていて、その上で続きが次回に跨るので、単純に続きが気になりました。絵も特徴的ですが、今連載中のカイジとそう変化はないので、今の絵で問題ないならば、本作も違和感を感じないと思います。なお、今のカイジと比べてギャグが少なく、必死で真面目な感じが強いです。最近久しぶりに再読したのですが雰囲気が非常に懐かしく感じました。
Ikuru
3.0
ざわざわタイム
松戸のエーちゃん
kuroninnikusama
騙し合いや駆け引きの応酬が面白い!心理戦・頭脳戦が凄いおすすめ漫画
漫画を探す
話題のニュース