ばらかもん

ヨシノサツキ

3.90

13604

発刊:2009.07.22 〜

完結・全19巻

『ばらかもん(1)』巻の書影
『ばらかもん(2)』巻の書影
『ばらかもん(3)』巻の書影
『ばらかもん(4)』巻の書影
『ばらかもん(5)』巻の書影
『ばらかもん(6)』巻の書影
『ばらかもん(7)』巻の書影
『ばらかもん(8)』巻の書影
『ばらかもん(9)』巻の書影
『ばらかもん(10)』巻の書影
『ばらかもん(11)』巻の書影
『ばらかもん(12)』巻の書影
『ばらかもん(13)』巻の書影
『ばらかもん(14)』巻の書影
『ばらかもん(15)』巻の書影
『ばらかもん(16)』巻の書影
『ばらかもん(17)』巻の書影
『ばらかもん(18)』巻の書影
『ばらかもん(19)』巻の書影
Lilikaさん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

とある島に移住生活をすることになった若きイケメン書道家・半田清舟。都会暮らししかしたことのないそのぼっちゃん先生が、(1)トラクターで公道をドライブ (2)自分のうちが中学生のたまり場になる (3)知人が玄関から入ってくれない…などの困難に立ち向かう、ほのぼのアイランドコメディ!!

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.90

375件の評価

4.3

18巻まで読みました

書道家の「半田清舟」は、書の受賞パーティーで、展示館の館長に「型にはまったつまらん字だ」と酷評され、感情のまま殴りつけてしまう。
著名な書道家の父の言いつけで、「書道家である前に人間として欠けている部分」を見つけさせるために、清舟は長崎の五島列島で一人暮らしすることになる。
当初反省の色はなかった清舟ですが、島で人とふれあい、助け合いをする中で、新しい書の境地を見つけ出してゆく、という展開です。

掲載誌を変更しながら10年以上連載していた長期連載作品で、スピンオフ作品を含めて2度アニメ化した人気作です。
島に移住してきた半田清舟を中心として、島に住む個性的な面々とのドタバタした日常が描かれます。

島に顔の効く父の紹介ということもあってか、最初から島民はフレンドリーです。
そのため、島のコミュニティーから弾かれたり、逆に村内の面倒な役割を押し付けられたり、宗教の勧誘ややっかいな隣人とのいざこざ等、田舎のめんどくさい部分については触れられておらず、風光明媚な島のスローライフ部分のみが描かれています。
そういった点でマンガ的にご都合主義的なところもありますが、作者が五島列島出身らしく、島の暮らし、釣りや四季の様子、年中行事などリアリティがあり、読むと島へ移住したい気持ちになりました。

清舟の日々が基本的にストーリーの中心です。
書道家としての成長や、書道展への出展、書道家という仕事の話が描かれることもありますが、進展はほとんどなく、島の日常が描かれることが主です。
島民の子供「琴石なる」がもう一人の主人公で、奔放な彼女に振り回される、あるいは、逆に常識はずれなほどドジな清舟になるが呆れるシーンがあり、楽しく読める作品でした。
一方で、慕われている島民のおばあちゃんの死や、名物店の閉店、村の若者の独り立ちなど、客観的に見てなんでもない日常の一コマですが、島にとっての大きなドラマが繰り広げられます。
また、清舟の生活でも、中盤大きな転機があり、単なる日常系ではなく、色々あって、その上で日常が流れていることが感じられる作品だと思いました。

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