この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.92

1688件の評価

4.0

14巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

7,8年前アニメから入って漫画も読んでたけど、金木覚醒シーンあたりで止まってたので再読…

すごいねこの作品…手に汗握る展開とはまさにこのこと。石田スイ先生、割と重要そうな人物でもバンバン負傷させるし殺すし、残虐なシーンも一切躊躇ないから緊迫感がすごかった。最終決戦(と呼ぶのかはわからないけど)は特に何がどうなってもおかしくない血みどろの戦いで本当に怖かった…

金木とヒデの再会のシーンと什造と篠原さんの回顧のシーンは涙がボロボロ溢れた。作者さん、金木に恨みでもあるんかってくらいずっとずっと可哀想で辛かったから尚更ヒデの笑顔が沁みて沁みて。あと、金木サイドに感情移入してしまいがちな時期はもう捜査官いらない!て否定的な目で見てしまうのに、それぞれのバックグラウンドを知ると応援したくなってしまうこの都合のよさ…絶対的な正義や悪なんて存在しない…この作品のテーマほんと奥深いな。

いろんな人が犠牲になってしまったのも心が追いつかない。亜門さんは本当に死んでしまったの?金木は生きてるよね?篠原さんはもう目覚めないの?芳村さんはまた帰ってきてくれますか?ウタさんはピエロってことは裏切り者だったのですか…?隻眼の梟のエトさん、最上級に怖いんだけど高槻泉さんなんですか?最終回付近のいろいろが辛くて消化できない。

最後に、画力がすごすぎない?戦闘シーンの迫力。ただ絵が上手いんじゃなくて、漫画が上手いっていうのはこういうことなんだなぁって、初めて思った。

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