ストロボ・エッジ

咲坂伊緒

3.70

19361

発刊:2007.11.22 〜

完結・全10巻

『ストロボ・エッジ(1)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(2)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(3)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(4)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(5)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(6)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(7)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(8)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(9)』巻の書影
『ストロボ・エッジ(10)』巻の書影
マさん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

福士蒼汰から始まる、人気の実写映画【ストロボ・エッジ】の原作漫画です。一度は読んでおきたい作品です。

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.70

588件の評価

4.4

10巻まで読みました

咲坂伊緒さんの青春三部作の1作目。
特筆するような特徴のない、強いていえば素直さが取り柄な女子高生「木下 仁菜子」を主人公においた恋愛マンガです。
根幹となるのは仁菜子と、同級生の男子「一ノ瀬 蓮」の恋模様ですが、サブキャラクターの恋愛ドラマにもスポットがあたっていて、恋愛のベクトルがあちこちに飛び交いながらも、本当の気持ちはうまく伝わらない展開が描かれているものとなります。

蓮は、彼にアタックして玉砕した女子は同盟を組んでいるほどクラスで話題の男子で、仁菜子も彼が気になる女子の1人です。
ある日、帰りの電車の中で偶然に蓮と一緒になった仁菜子は、その気持ちが恋だと自覚します。
蓮には中学時代から一緒だった男友達「是永 大樹」がいるのですが、蓮の想いが心を占めてしまった彼女は、大樹の告白を断り、蓮に想いを伝えます。
が、蓮にはすでに彼女がおり、仁菜子は振られてしまう。
その様を見ていた蓮の友人「安堂 拓海」は、興味本位で仁菜子に近づくが、一途な彼女に惹かれていく。
少し天然が入っているけどまっすぐな仁菜子が、初めての感情に戸惑う様は、とてもかわいらしくて、読んでいる間は基本的にニヤニヤしていました。
少女マンガらしいベタベタな女性目線の恋愛マンガですが、展開のテンポは良くて仁菜子の仕草には"キュン"と来ることが多く、男性にもオススメできる作品かと思います。

仁菜子と蓮の友人の恋愛ドラマや、過去の話にそれる回もあって、巻末にサイドストーリーが入る巻もあります。
個人的には苦手さを感じることが多いのですが、それに何巻もかけるわけでもなく、それによってダレるということもなかったと思います。
壮大なストーリーが展開されるわけでもない、誰が死ぬとか、大きな成果を上げたわけでもないのに、途中何度も涙腺が緩み、最後はとてもうれしい気持ちになりました。
すごく好きな作品です。

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