この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
4.29

427件の評価

4.5

14巻まで読みました

言わずと知れた名作
レビューなんて烏滸がましくて出来そうにないし、何ならネットで検索すれば私より文章力の優れた方々が沢山書いてらっしゃると思う


ということで好きな点
まずよつばとといったら装丁!帯が捨てられない漫画の代表
読み返す時にちょっと邪魔だけどそこはご愛敬
詩人か?と思うくらい染みる
心身ともに疲れ切ってる時に見ると無性に泣きたくなってしまう

それから作画
最近、リアルタッチにするために写真を撮ってそのまま背景にしている作家さんがたまーにいる
全然悪いことだとは思わないけど、レンズを通した世界を絵で見るとなんとも言えない違和感がある
作者は資料を基にして自分の手で描き起こしている気がする(インタビュー記事とか全く目通してないのでどこかで言及されてるかも 的外れなこと言ってたらスミマセン)
その世界に降り立つ人々は、背景に似合わない漫画チックなシルエットなのに、ただただ溶け込んでいる 感嘆の声しか出ない

あとは流れるような日常感
創作に励む者は誰しも緻密な人間観察をしている
この日常感はその観察の賜物だ
同じ気持ちを覚えなければ日常だとは思わない
例えば、中学生の男の子が学校から帰ってきて夕飯も食べずに一番風呂を浴びると聞くと、あまり一般的ではない気がするけど、その男の子が運動部に所属していて汗だくで帰ってきたという背景があるなら、経験者は共感して日常だなと思い込む
日々当たり前のことを、そのまま当たり前だと受け流さないで、一つ一つ丁寧にインプットして、線でアウトプットされたよつばと!という作品の最大の魅力
よつばを見ていると、成人した私が5歳児の気持ちなんか分かるはずがないのに、あ〜やるやる(笑)なんて思ってしまう
揺るがない日常がそこにある

1巻が発行されるまでに数年単位で期間があくけど、この作画と話のリアリティにはそれくらいリサーチが必要だと思うのでこれからも気長に待つ

ただ、20代で何言ってんだと言われるかも知れないけど、完結を見届けてから死にたいなと思う……

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