ちびまる子ちゃん

さくらももこ

3.90

5426

発刊:1997.06.01 〜

完結・全19巻

『ちびまる子ちゃん(0)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(0)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(1)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(2)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(3)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(4)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(5)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(6)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(7)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(8)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(9)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(10)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(11)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(12)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(13)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(14)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(15)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(16)』巻の書影
『ちびまる子ちゃん(17)』巻の書影
やんまさん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

“さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。

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この漫画のレビュー

一覧
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.90

123件の評価

4.7

19巻まで読みました

1990年1月から2021年12月現在も日曜夜18時から放映中の国民的アニメ・ちびまる子ちゃんの原作マンガ。
今更感想を書くまでもない、日本人であれば誰もが知っている作品の一つですね。

1986年、少女マンガ誌のりぼんで連載が始まりましたが、2018年 作者のさくらももこ氏が死去した後も、さくらプロダクションによって連載が続いています。
ただ、コミックスは17巻発売時に17巻で完結と帯に記載されており、17巻ではさくらももこが執筆した最新話までが収録されています。
その後、さくらプロダクション、及びさくらプロダクションの小萩ぼたんによって描かれた続編はまだコミックになっておらず、18巻として刊行されるのか、ナンバリングをリセットして別タイトルとして出すかは未定の様子です。

本名はさくらももこですが、小さいからみんなに"ちびまる子"と呼ばれている小学三年生の女の子が主人公です。
最初は、作者のさくらももこが幼い頃の体験談を元にしたエッセイ風マンガでしたが、途中から愉快なクラスメイトが増え、創作部分が大きくなっていきます。
1970年代後半の静岡県清水市が舞台で、ビルの少ない牧歌的な風景、子供同士の殴り合いのケンカ、祖父の戦争体験談、チャンネル争い、"ローラースルーゴーゴー"や"笑い袋"などの流行など、当時の様子が描かれます。
特に序盤では、時代を生きていた方にしかわからないようなCMネタやアイドルネタが描かれていて、山田隆夫がアイドルグループのメンバーだったことや、ライダーチップスのおまけカードだけ取ってお菓子を捨てる事件などは本書で知りました。
紙芝居のシステムやねり飴を練ると白くなることなど、なにげに学ぶことが多い作品だと思います。

内容はギャグ漫画で、ドジでおっちょこちょいなまる子が、姉や母に叱られたり、父とくだらない会話をしたり、祖父を騙したりして、最後はそのしっぺ返しがくる展開がフォーマットとなっています。
少女漫画誌に掲載されていましたが、少女漫画感は皆無で、シンプルな線で読みやすく、恋愛要素やドラマはほぼないです。
基本的に一話完結型となっています。
ギャグも微妙なオチで終わることが多いのですが、時代を感じさせるまる子の畜生発言や畜生行動が激しく、ツボにはまれば笑いすぎて腹筋がどうにかなってしまいそうになる回も多々あります。
特に書き初め回は本当に死にそうになるほど笑いました。

終盤は序盤のキレがあまり感じられなくなります。
ラストも、特に最終回的な終わり方ではなく、いつもどおりの一話で終わってしまったのがやや侘しさを感じました。
雑誌掲載だと、父のはとこにあたる知らないおじさんがさくら家にやってくる話が最後のようで、なんだかちびまる子ちゃんらしい終わり方だなと思います。

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