「このままどっかに、二人で逃げねぇ?」高校生の彼方と九朗が住む三日月村では、昔飢餓から村を救ったという狐一族の末裔と狐の嫁の末裔が、毎年夏祭りで婚姻の儀式を行い、まぐわうことで、災いから村を守るとされていた。そしてお互いその一族の末裔である彼方と九朗は、この夏役割を引き継ぐことになっている。けれど村の風習を信じている彼方と違い、九朗はまったくやる気がない様子。九朗になら……と思っていた彼方はその様子に傷つくが――。男同士の婚姻――村の因習に苦しむ、幼馴染みの恋の行方は!? コミックス描き下ろし短編「ふゆがとけたら」に加え、電子限定描き下ろし付き!(このコミックスには花丸漫画 Vol.26,27,28,30,33に掲載された前編,後編,第3話~第5話を加筆修正して収録しています。)
婚約してる彼がいるのに、年下の男に迫られて。どうしよう。拒む方法が見つからない!! 私が欲情するのは彼氏じゃない。8つも下の美しい男…!! 彼とつきあって5年、婚約して3年。彼との躰(からだ)の相性はいまいちでも、ここまでうまくやってきたと思う。それは私が彼とじゃなくても、官能的な気持ちになれる方法があるから。誰にも言えない、他の男に欲情する私―――。あなたと向き合って感じる奇跡。あなたにならどんなはしたない姿を見られてもいい。彼氏じゃない男に乱れる私を月だけが見ていた――…。 ※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載、または短編よみきり配信されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」または短編よみきり配信をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。