宝石やアクセサリーが好きな女子高生ルリが、山へ川へ洞窟へ、鉱物採集の世界に飛び込んでいく。第1巻では、水晶、ガーネット、黄鉄鉱、砂金、蛍石など多数の鉱物が登場します。パニング皿、ハンマー、地形図など、専門的なツールを用いた採集シーンも魅力満載。鉱物学を修めた作者の確かな知見に基づく、本格サイエンスアドベンチャー!
2巻既読。 ガッツリ読み応え抜群。マントルってどんなんなんかなぁ。 宝石やアクセサリーが好きな女子高生・ルリと、鉱物研究をしている院生・荒砥が鉱物を探して発掘していく教養漫画。 作者は鉱物の専門家で解説がわかりやすく、各話後のコラムも面白くてへぇ〜と勉強しながら楽しめます。 学生時代に、歴史の授業で日本は昔「黄金の国ジパング」とヨーロッパで呼ばれていたのを習ったと思います。 実際、日本は世界有数の金の産出国で為替にも利用されて「いた」。 金・銀・ダイヤモンド、ルビー、サファイア、ガーネット。どれも宝石で、日本で見つけられたのは今は昔というイメージだと思います。 けれど本作を通して、実は知られていないだけで日本は未だ「黄金の国」であること、宝石(鉱物)そのものが過去の遺物ではないことが凄くわかります。 鉱物は店頭でしか見かけらないというわけではなくて、身近に探せば見つかる可能性だってある。 そういう点で、鉱物が身近に感じられてロマンもあります。 続きも楽しみな面白い漫画。
by せーふぁ (1046)