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東独にいた
3.85
1755
発刊: 2019.11.5 ~
既刊5巻
ベルリンの壁で一つの国が真っ二つに裂かれた世界。東ドイツ。社会主義が支配するその国に住むアナベルは、古本屋を営む青年・ユキロウに密かな恋心を抱いていた。そして、国家の陰謀が絡む明かせない秘密を。時代が、思想が、抗争が、二人を別つ壁となる――。東ドイツに生きた人々を描く本格派歴史劇。
表情のバリエーションが少なくて荒削りな絵が進撃っぽい雰囲気。 エミリアの「泣くのを我慢している顔 日頃からよくみているってことよ」好き。 優秀な兵士アンも、フレンダーのユキロウも、立場は対立する主義の陣営に属するが、熱狂しているわけではない。 でもその主義のために命懸けで戦う。 命が軽い世界。 「すぐに死ぬ、殺す」みたいな意味ではなく(それもあるけど)、主義のために命を使われている、という感覚が怖い。
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