ヲタクな彼女は、好きですか? 週3日しか学校に来ない、病弱、可憐な“神秘のヒロイン”白石雪。口ベタでちょっと空回りしがちな、自称“平凡主人公”坂入春彦。少年が何も知らずに恋に落ちたヒロインは…実はヲタクな不登校児だった!? すべてを見透かすキリリとした眼鏡越しの視線、深紫色の瞳、風になびく透き通った白い髪、小学生かと思うほどの低身長。外見はまるで美少女ゲームキャラのような超絶美少女なのに、素顔は好きなものにだけ一生懸命な残念ヲタク娘。近づくこと、理解すること、受け入れること。次々と現れる心のハードル!! はじめは雪の強烈なヲタクっぷりにとまどいつつ振り回される春彦だが、好きなものに打ち込む彼女の姿が徐々にまぶしく見えだして…。さらにドS執事とツンデレ娘カップル、ショタな親友と濃いめのキャラが巻き起こす波乱!? 残念ヒロインと一般人男子の恋の行方、どうぞヲタのしみください!
ネロ・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス。西暦54年、ローマ皇帝・クラウディウスは暗殺され、16歳にしてネロは皇帝に即位する。家庭教師で哲学者であるセネカの補佐のもと、元老院、民衆を味方につけ確固たる地位を築く。しかし、ネロに執着し、政の場にも顔を出す母・アグリッピナの存在を次第に疎ましく思う。時を同じくしてゲルマニアでは、ドミティウス・コルブロがゲルマン人の騒乱を鎮圧し、勇猛な闘いぶりから「レヌス(ライン川)の狼」と呼ばれたカウキ族の少年が、奴隷として買われようとしていた。いまここに、数奇な宿縁で結ばれた2人の少年の物語が始まる!!謀略と暗殺、怠惰と背徳……欲望のままに己が権勢を振るい、全盛を極めた暴君ネロの生涯を名匠・安彦良和が描く!!