「全てを受け入れてくれる人をようやく見つけられた――」 『悪魔のハニートラップ』(米谷たかね)Hのことで恋愛と疎遠だったわたしの前にイケメンでテクニシャンな同僚が急接近!? 『ヒミツの豹変彼氏』(賀川あいの)婚活パーティで出会った彼がわたしをなかなか抱かない意外なワケとは…!? 『隠れ御曹司と社内コンカツ部』(めぐみけい)社内結婚を促す為の特別部署に配属されたけど、唯一の同僚が憧れの元上司だなんて!! 『ブライダルサロンへようこそ』(御井ミチル)一流のブライダルプランナーな彼にわたしの想いを見抜かれてしまい、そして強引に!? 『秘密のプライベート・ドクター』(藤井サクヤ)初めて出来た彼氏はちょっとツンなお医者さま。キスすらしてくれない理由って何なの!? 『その目、凶器』(本崎月子)ドSな女王さまだとまわりに思われてるわたしに一見わんこな後輩くんが獰猛に迫ってくる!? カバーイラスト:山口ねね ※本アンソロジー収録作品の中には、他コンテンツと重複している作品もございます。
僕にはヒミツがある。一生秘めると誓った、2つのヒミツが――。 1980年、春――。 都内の大学に通う曲直瀬雄二(まなせゆうじ)は、2つの“ヒミツ”を抱えていた。 それは、高校からの腐れ縁である松永正樹への密かな想い。そしてもう1つは、自分の性に対する違和感だった。 ある日、映画業界で働く姉が撮影用の“ドレス”を雄二の家に残したことをきっかけに、雄二の人生は大きく変わることになる。 “ドレス”を身にまとった雄二は、自分の体への違和感が小さくなっていくのを知ってしまったのだった――。 まだ“トランスジェンダー”という言葉が知られていなかった、昭和時代。 「心の性」と「体の性」の違和感に苦しみながら、“カノジョ”が望んだのは……。
川原えみ、22歳。小さい頃から美人で頭も良かった私は物事を測る完璧なモノサシを持っていると自負してきました。そのモノサシを使って、自分につりあうレベルのものを慎重に吟味し身につける物はもちろん、学校、肩書き、就職先、そして「男」も…一切妥協をせずに選んできたはずなのに。なのに!目が覚めたら!ヒゲで!!髪もじゃもじゃで!!顔も名前も見たことも聞いたこともない男と裸でinベッド、って!!!この状況って、確実に「事後」ですよね!?しかも、その得体の知れない男に告白(ナンパ!?)された挙げ句に、不本意ながらも翻弄されてる……。ぶっちゃけ私、恋愛経験皆無なので、どーしていいかわかりませんっ!!見栄っぱり女子大生、まさかの初恋です!