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『鉄道少女漫画』の書影

鉄道少女漫画

3.46

1758

発刊: 2011.0.1 ~

完結・全1巻

車内、駅前、駅構内、情景模型───…鉄道周辺のあれこれを舞台に展開する5本の作品を中心にwebにて発表した短編1本&描きおろし10Pを含めた作品集。

鉄道に関連した舞台で退会される様々な物語を描いたオムニバス形式の作品集です。 タイトルの通り"鉄道"に関した"少女漫画"で、車両の名前や実際の路線が登場しますが、衒学趣味的なものはなく、鉄道ではなく人が主人公の物語となっています。 鉄道とは関係が深いのですが、鉄道マニアや鉄子が登場する訳ではなく、鉄道を舞台に出会いや思い出を描いた、一話完結型の物語となります。 とはいえ、実際の鉄道路線が舞台のため、鉄道好きにもおすすめの内容だと思います。 全7話収録されています。 各話の感想は以下のとおりです。 ・浪漫飛行にのっとって 小田急ロマンスカー「さがみ」の車内が舞台です。 主人公はスリ師の女の子で、寝ている男性から財布をスリ取ろうと手を伸ばしたが捕まってしまう。 その男性はスリ師の女の子に、突き出さない代償として別の車両に乗っている女の人の額に"肉"と落書きするよう依頼するが、というストーリー。 ブラック企業勤めで妻とろくに会話もできなかった情けない男性のお供をしてしまったスリ師の奇妙なトラブル話が、ロマンスカーのダイヤ情報と絡んで、おもしろいと思いました。 ・彼の住むイリューダ ずっと好きだったが思いを伝えられないままだった女性が、ちょっとしたアクシデントでその彼の住む街の最寄り駅・入生田(イリューダ)を訪れる話。 伝えられない思いと裏腹に取ってしまった行動で心残りのまま去っていくが、箱根登山鉄道のダイヤと鉄道のシステムに絡めた落ちがさすがと思いました。 ・立体交差の駅 立体交差型の駅「厚木駅」を舞台にした恋愛ドラマ。 恋愛ドラマといっても登場人物は女性同士で、電話での痴話喧嘩を聞いてしまった女子高生「みずほ」が、自分の悩みとともに、その二人と深く関わっていく展開です。 最後は大団円で、爽やかな物語でした。 ・青と白のリーム "立体交差の駅"の続きの短話。 女子野球のピッチャーであるみずほの試合を、"立体交差の駅"で仲良くなった相手が見に来る話。 本作は特に鉄道とは絡まない、日常の一コマです。 ・木曜日のサバラン 妻のリクエストで帰宅中サバランを買うために立ち寄った洋菓子店に、"奥"があることを知り、そこへ踏み込むと、そこでは男たちが鉄道模型を鑑賞していた。 なんとなく妻に言い出せず、秘密を作ってしまった男は、毎週木曜日、サバランを買うついでに"奥"へ通うようになる、という展開です。 最後はなんとなくいい話にしていますが、自分勝手で人の大事なものや時間を壊した妻の言動がちょっと許せないと思いました。 なお、本作は"鉄道少女漫画"の続刊、"君曜日"にスピンオフします。 ・夜を重ねる 小田急「片瀬江ノ島駅」を舞台にしたストーリーです。 この短編集の中では一番好きな話です。 30過ぎで3年以上付き合った彼に浮気された女性が、その龍宮城のような駅で偶然であった女性と仲良くなり、お互いの経緯について話す展開で、とてもキレイでいい話だと思いました。 ・ある休日 ある日の小田急に乗り込んだ男がみた人々の姿。 これまでの短編の登場キャラクターのその後が、電車が進むたびに過ぎ去っていくように描かれています。 肝心の主人公の男は誰か、というと、最後はそうきたか、という感じでとても良かったです。

by うにたべたい (528)

伯爵令嬢のブリトニーが少女漫画の悪役令嬢の取り巻きである「白豚令嬢」に転生していると気が付いたのは、婚約破棄を言い渡された瞬間だった。このままだと悪役令嬢にすべての罪を着せられて処刑されてしまう!「処刑を回避するには……よし!ダイエットして人生やり直すしかない!」――美形従兄のリュゼや元婚約者のリカルドの登場でまさかの恋愛フラグ発生!?ぽっちゃり令嬢の人生をかけたダイエット★ラブコメ!

『君曜日 -鉄道少女漫画』の書影

君曜日 -鉄道少女漫画

3.42

1579

発刊: 2013.0.4 ~

完結・全3巻

鉄道周辺のあれこれを舞台に展開するコミックス『鉄道少女漫画』。同書に収録された「木曜日のサバラン」からスピンアウトしたアコちゃんと小平君のお話がコミックスに!! 描きおろし多数。

同作者の"鉄道少女漫画"内の一作"木曜日のサバラン"のスピンオフ。 "木曜日のサバラン"は、洋菓子店の"奥"に誘われたサラリーマンの話でしたが、本作は"奥"のメンバーの女の子を主人公にした、恋愛マンガとなっています。 奥の部屋に鉄道模型店がある洋菓子店で常連だった老人を祖父に持つ少女「倉木亜子」が主人公です。 "木曜日のサバラン"で祖父が他界し、祖父に代わって亜子は模型店に通うのですが、そこで"木曜日のサバラン"主人公の既婚の男性を好きになってしまう。 そんな亜子と、彼女にしつこく絡む男の子「小平」の物語です。 本作も鉄道、特にSLが重要なキーアイテムとして登場します。 実際の秩父や大井川鐵道のSLが登場して車内を舞台に物語が展開したり、鉄道少女漫画同様小田急線の路線が登場するため、鉄道少女漫画に比較するとドラマの比重が高いですが、鉄道好きにもおすすめできる内容だと思います。 ただ、相手の小平が、空気を読めないわしつこいわ、大人しく叶わない片思いをしている亜子ちゃんに馴れ馴れしく絡みに行く様は、個人的には良い印象を感じなかったです。 本作の雰囲気は良いと思ったのですが、私的には男側のキャラがダメでした。 なんでそんなチャラ男とくっついてしまうのか、亜子ちゃんがかわいいだけに余計になんか嫌でした。 個人的に小平が嫌というだけの問題なので、気にならない方には、終わり方もキレイで良作と思います。

by うにたべたい (528)

アシスタントが見た!名作誕生の瞬間!!美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生etc……、数々の名作を生み続けるレジェンドたち??、の元でかつてアシスタントをしていた著者の、とんでもなく貴重な体験を描いたコミックエッセイ。美内先生との初対面と、想像を絶するシュラバ。才能ある若き漫画家たちの知られざる努力とこだわり。あの作品のあのエピソードの誕生秘話など、少女漫画好きなら身悶えする様なお話がたくさん!若き先生方と若きアシスタントたちの、血と汗と涙と喜びの青春時代を綴ります。【目次】プロローグ1章 職場はシュラバ2章 アシスト放浪スタート!3章 シュラバの真実4章 さらばシュラバエピローグ

あまりにもショックな診断から15年…。寛解からの再発…、そして家族との闘病の日々…。最愛の娘を育て上げて旅立った、漫画家・くりた陸の最後のメッセージ!!

『少女漫画のせいだからっ』の書影

少女漫画のせいだからっ

3.18

705

発刊: 2019.6.4 ~

完結・全4巻

少女漫画が好きすぎて恋に恋するタムコ、30歳(少女漫画家)。理想の男なんて現実にいない! だから描く! ひたすらに! そう思っていたタムコに、ある日突然「漫画みたい」な出来事が…!? きらが描くオトナ乙女のリアル。

『少女漫画主人公×ライバルさん』の書影

少女漫画主人公×ライバルさん

3.35

644

発刊: 2020.3.3 ~

完結・全4巻

私、木村ほのか。地味で目立たない高校一年生。そんな私だけど、好きな人がいるの。水嶋蒼くん――人気者の彼は私には手が届かない存在…。しかも水嶋くんのそばにはいつも檜山由莉奈さんがいる。才色兼備で誰からみても二人はお似合い。でも諦めたくない、私、檜山さんとは恋のライバルなんだ! 檜山さんに絡まれようと、呼び出されようと、壁にドンってされようと、どんなに怖くても…!って思ったんだけど、なんで檜山さん私のことを「好き」って? 少女漫画主人公の木村さんと、ライバルの檜山さん二人の関係性が気になるラブ? コメディ。

婚約を破棄されたショックで、自分が少女漫画の世界に“悪役令嬢の取り巻き”として転生していたことに気づいた伯爵令嬢ブリトニー(80kg)。このままではいつか悪役令嬢と出会い、すべての罪を着せられて処刑されてしまう――それを回避するには、デブで不潔で性格最悪の“白豚令嬢”から脱するしかない!!まずは標準体重を目指して-40kgの減量に挑むブリトニーだが、食えない従兄リュゼの思惑や元婚約者リカルドの事情も絡み合い、ダイエットが思わぬフラグを巻き起こしてゆき……!?ぽっちゃり令嬢のダイエット★ラブコメ、再始動!!

『少女漫画』の書影

少女漫画

3.15

271

発刊: 2008.1.2 ~

既刊1巻

『キスさえ知らない少女漫画家』の書影

キスさえ知らない少女漫画家

3.00

270

発刊: 2016.10.5 ~

完結・全1巻

恋愛経験ゼロの少女漫画家・きららは、行きつけのカフェのマスター・吉良さんに片想い中。そんなある日、きららを漫画を褒めてくれる吉良につい、「キスしてください」と口走ってしまう。すると、「俺でお役に立てるならいいですよ」と突然のキス。「初めてみたいな反応するんですね」「かわいい」甘すぎるキスと言葉に抗えず、恋愛経験あるフリをして、キスフレ関係を続けていくきららの恋のゆくえは…!? コミック小学館ブックスで開催された「蜜樹みこ新作男子コレクション」の3作が収録! 甘々溺愛男子が登場する表題作「キスさえ知らない少女漫画家」ほか、ギャップ男子が登場の「テンプリ!~10年後の王子様~」、色気たっぷり伯爵男子が登場の「帝都初恋心中」と、タイプ別のイケメンに愛されまくり! あなたは誰と恋をする?

「友達にカミングアウトするには?」「母親にカミングアウトするには?」「初めて恋人ができました」「ゲイ漫画家から少女漫画家へ」and more… 人気漫画家ミナモトカズキが自らの波乱万丈な半生を赤裸々に描く、初の自伝的エッセイコミック!!

『Hな少女漫画のつくり方』の書影

Hな少女漫画のつくり方

3.04

231

発刊: 2016.5.5 ~

完結・全1巻

少女漫画家を夢見る私(処女)。会社でこっそり(エッチな)原稿を描いているところをイケメン同僚に見られてしまい、「こんな漫画じゃ抜けねーよ」 …なんて言われて、漫画作りのためにエッチの体験講座(!?)をすることに…!?

『少女漫画のはじめかた』の書影

少女漫画のはじめかた

150

発刊: 2015.11.5 ~

完結・全1巻

漫画大好きなポンコツ喪女・鶴子に告白してきたのはクラス一の完璧イケメン・ 水嶋くん。罰ゲームか人違いだと言い切る鶴子に、イケメン正攻法でグイグイくる水嶋くん だけど!?壁ドン、コスプレ、放課後の部室──少女漫画のお約束シチュエーション目白押し!!新世代・喪女ラブコメ、ここに登場!!

『戦後民主主義と少女漫画』の書影

戦後民主主義と少女漫画

124

発刊: 2009.4.6 ~

既刊1巻

一九七〇年代から現在に至るまで、巨大な潮流をつくってきた少女漫画の歴史を、<純粋少女>をキーワードに読み解く。とくに“二十四年組”を中心に花開いた<少女漫画>の魅力とその高度な達成について――大島弓子の『バナナブレッドのプディング』、萩尾望都の『トーマの心臓』、そして岡崎京子の『ヘルタースケルター』を主な手がかりに――戦後文化論として読み解く。少女漫画のヒロインたちが抱える繊細な“怯え”は、大人の論理が強要する安易な成熟の拒否であり、無意識の抵抗だったのではないか。今日に至るまで連綿と受け継がれてきた“震え”や“怯え”の伝達装置としての<純粋少女>たちに、高度消費社会の諸矛盾を、戦後民主主義の限界を乗りこえる可能性をみる。「少女漫画の名作一覧」も収録。

『少女漫画家の恋』の書影

少女漫画家の恋

69

発刊: 2007.11.1 ~

既刊1巻

「僕でお役に立てるんでしたら… 試してみますか?」売れない少女漫画家・秋本と担当編集・倉田は作品にBL要素を盛り込むため、実地で試してみることに…!? 恥ずかしくもあったかい、恋心のカタチ。大人気連作ほか、単行本未収録読みきり「東京ホテル」「純情レターメイツ」等を収録した豪華本を電子書籍化。

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