武田俊は学校でいじめにあっていた。しかし、同じ学年の愛と出逢い、高校生代打ち集団「ZOO」に入団。危険牌察知能力の高さから、“兎”というコードネームをもらい、秘めていた才能を徐々に開花させていく…!!
近代麻雀オリジナルで21年間に渡り長期連載していた麻雀漫画。 他の麻雀漫画同様、特に中盤以降はトンデモ理論の能力バトルとなっています。 一応、配牌から自摸、捨牌が表示されていて、牌の流れが追える描き方になっていますが、少しでも麻雀に心得があれば全く理解できない打牌をしているため、本作で麻雀を学ぶことはできないと思います。 そもそも麻雀というゲームについての解説は作中無いため、前提として読む前に麻雀のルールを知っている必要があります。 いじめられっ子の主人公「武田俊」が、その持ち前の危険を察知し回避する能力を見出され、山城組傘下の代打ち集団「ZOO」に引き入れられるというストーリー。 ZOOのメンバーは高校生が中心となっていて、動物から取られたコードネームがつけられています。 他家の当たり牌を察知する主人公は「兎」を与えられ、他のキャラも、容姿や能力から取られた動物名のコードネーム(ユキヒョウ、シャモア、キツネなど)を持ちます。 大抵の麻雀漫画ではキャラを使い捨てる印象が強いのですが、ZOOのメンバーはそこそこ多く、ZOO同士で打つこともあり、また各キャラ個性的なため、読んでいて楽しかったです。 絵はきれいで読みやすく、自摸も追いやすいので、他人の麻雀を見るのが好きな人にもおすすめです。 ただ、終盤は完全にニュータイプ同士の戦いになっていて、自摸はもちろんのこと、牌山さえ透けて見えるような連中だらけ、ルール自体は一般的な麻雀ルールなのですが麻雀で空中戦が発動するので、展開についていけなくなります。 また、麻雀中は各キャラそれがマナーのように黙って打つのですが、その代わりテレパシーで会話をします。 麻雀を極めるとそんなこともできるんですね。 また、終盤は麻雀の傍らでバトルマンガが始まります。 殺し屋集団vsZOO。まぁ打ってないキャラは退屈なのでしょうけど、別卓で麻雀すればいいのに殺し合いを始めるのでビックリでした。 人によると思いますが、個人的には序盤で普通に麻雀打ってたあたりの方が良かったと思いました。
by うにたべたい (528)識字率はほぼ100%!絵入りの貸本は大人気!私家版(同人誌)も存在!実は、江戸はマンガ都市だったのです。創作物を愛でる心は江戸(むかし)も現在(いま)も不変!一つ家で暮らす侍絵師&町娘の日常を通して、江戸に根づいていた<マンガ>を活写いたします!!手習い師匠でありながら貸本屋の店番でもある町娘・まりに支えられつつも、絵で生計を立てる侍・白河勝之進は一人前になるべく奮闘中。二人の日常には貸本・浮世絵・私家版の作り手やそれら作品を愛する人々の熱気が溢れていたのでした――■目次■・第一話手習い師匠/・第二話楽しや「連」/・第三話蟒蛇(うわばみ)/・第四話狐憑き/・第五話花魁道中/・第六話柳の下/・第七話乙女の道