母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の民族、ヴァイキング。そのなかにあってなお、最強と謳われた伝説の戦士が息子をひとり授かった。トルフィンと名づけられた彼は、幼くして戦場を生き場所とし、血煙の彼方に幻の大陸“ヴィンランド”を目指す!! 『プラネテス』の幸村誠が描く最強民族(ヴァイキング)叙事詩、堂々登場!
時は明治、少女時代に遊郭から身請けされた鈴も15歳。 ひとまわり以上、歳の離れた津軽を想う鈴だが、近づこうとすればするほど、津軽が解らなくなってきてーー!? 明治時代を生きる女学生・鈴の、愛と波乱の物語。
ある日、東京近郊に住む相浦くんは、父親から家宝の刀の話を聞かされる。刀のことが気になった彼は、春休みを利用して父の故郷に旅立った。が、バスで居眠りしたおかげで、“柤ヶ沢”なる集落で一泊するハメに。あくる朝、財布がないことに気づいた彼は、帰るに帰れなくなってしまう…
優れた観察眼と実行力を備えた少女・奏(かなで)。絢爛たるバレエの世界に魅了された少女は、踊ることの楽しさに目覚め、やがては、世界のグランドセーヌ<大舞台>へと駆けあがっていく。第1巻は、幼少の奏がクラシックバレエに興味を持ち、バレエ教室に通うところから始まり、小学校高学年で、「ドン・キホーテ」第二幕第二場「夢の場」にてキューピッド役をソロで演じるまでを描きます。