同い年のあきらと真琴は、隣どうしの家で兄弟のように育ってきた幼なじみ。天然無自覚?かっこいいあきらちゃん(女)と女装は武器!かわいい真琴くん(男)、距離感が近くてよく誤解されるけど、ずっと一緒にいたから、これが自然で、これが普通。なのに最近、様子がおかしい。親友以上、恋愛未満。幼なじみコンプレックス!
姫、あなたに触れていいですか――?両親がいなくなり、幼い妹弟をひとりで養うため、売れない少女漫画家業に精を出す久我くん(23)。ハイパー苦労人な彼の元にやってきたのは、敏腕&美貌の超神アシスタント・五色さん。これで仕事がはかどる…! と思いきや、出会ったその日に彼女から「わたしは、とある王族の姫。あなたと婚姻関係の契りが結ばれた」と宣言されてしまう!恋愛初心者ふたりの、“契約”から始まる新婚ラブコメ、開幕です!電子版には同著者作品『ゆらゆらQ』の1話目を収録
2巻既読。五色さんふつくし可愛い乙女すぎて苦しい。 糖分過多。ギド先生の絵柄好きすぎます。 売れない漫画家の主人公と、ある日アシスタントとして入ってきた見知らぬうら若き女性。 めっちゃ仕事できる。しかし彼女は、お尻から尻尾が生えている宇宙人だった?! なんだか昭和っぽい昔懐かしい設定。いいですね〜こういうの。 雨隠ギド先生、絵柄が本当に暖かくて好きです。髪のふんわりした表現だとか、なにより美しい目の微妙な描き分け方。 本作ヒロインの五色さんは、表紙で心射抜かれてしまいました。 さて本作、五色さんは最近巷で見かける、いわゆる"万能型クーデレ系ヒロイン"です。 このタイプって、普段クールで何事もソツなくこなすけれど、その反動でデレた時がかわいい。 しかし、他の作品と本作が違うのは、クール部分は物語はじまってしばらくすると鳴りを潜め、デレが大洪水するところ。 読者的には基本クールでたまにデレる所が良いのですが、本作は1巻時点でわりと展開が早い。 そうなると、今後はただただ甘々な人妻(仮)ルートへと入っていくことになるのか…? と浅く考えてしまいましたが、まだまだメインと言える五色さんの故郷の謎があるので、引き続き楽しみにしたいです。
by せーふぁ (1046)「殺したい人は、誰ですか―――?」殺人が合法化された未来の日本。凶悪、多様化した犯罪から弱者を守るため、「一生一殺法」(いっしょういっさっぽう)が制定された。それは、一生に一人だけ殺人が許可される権利。継父から虐待され続け、生きることに絶望した小学6年生や動物の虐待・殺害動画を流していた男に大切なペットを殺された家族、いじめにより、不登校になった女子高生から殺益申請がされた。これらが、受理されれば殺益執行委員が対象者の執行に向かうのだが―――。
まず言いたいのが、タイトルでめっちゃ損してる。内容を知らないとライトなデスゲーム漫画と勘違いしちゃう。なんでこんなタイトルにしたのかわからないです。。さておき、 「一生一殺法」という、12歳以上の日本国民ならば著しく心身に被害を被ったと認定されれば、誰でもその相手を殺すことが許される法律が存在する日本。 またこの法律に則り、これを"殺益権"と称し国民は行使できます。 ざっくり言うと、野崎まど先生の『バビロン』における「自殺法」の反対版と言ったら一番しっくりくるかもしれません。 こういう思考実験のような作品はとても好きです。そりゃ突けば矛盾点とか出てきますけど、それは野暮。 ちなみに作中世界では「一生一殺法」が抑止力となって実際に犯罪件数が減り、自殺大国日本もいまは昔、と描写されています。 3巻で完結ですが、非常に考えさせられる作品です。コンパクトにうまくまとめてあり、読み返すのにも丁度良いです。
by せーふぁ (1046)