恐怖値レベル100の死亡遊戯 どこにでもいるごく普通のOL・八城舞、22歳。ある日、彼女の家の郵便ポストに1台の ゲーム機が届いた。本人の意志に関係なく強制的に参加させられたゲーム「ナイトメア」 ──、それは大切な人の命と自分自身の肉体をかけた命がけのゲームだった!! ゲームを途中で放棄すれば大切な人が死ぬ。ゲーム内の戦いに負けると自分の肉体の一部(腕や足、声など)が奪われ機能しなくなってしまう。 心臓が奪われれば待っているのはもちろん、死だ。 いきなり自分が放り込まれた恐怖の世界に戸惑いながらも、舞は戦い続けるしかないと 決意し、ゲームの中で次つぎと立ちはだかる敵に敢然と戦いを挑んでゆく。 原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記 録した人気携帯小説であり、ゲームの世界を舞台とした仮想世界バトル小説の先駆ともい える作品。『サバンナゲーム』などその後の多くの携帯小説・スマホ小説に多大な影 響を与え、いまだに多くの読者の支持を得ている。 今回、その人気小説をコミカライズしているのは圧倒的な画力と表現力で注目の俊英キ ョカツカサ。スマートフォン用コミックアプリ『少年エッジスタ』の連載では、公開 以来、他の作品を圧倒して常に第1位の人気を保ち続けている。 ゲーム世界を生き抜かなければならない舞の恐怖、共に戦う仲間たちとの友情、舞に思 いを寄せる男性の正体は……!? 謎が謎を呼ぶ展開はまるで先が読めず、読み始めたらもう止まらない! 原作小説『オンライン』は「モバゲー」「E★エブリスタ」で閲覧者総数4000万超を記録した人気作。 また同作は角川つばさ文庫より『オンライン! 』というタイトルで現在第4巻まで刊行中 (主人公の設定を社会人から高校生に変更し原作者がリライトした作品)。
1995年から2002年にかけて「ビッグコミックオリジナル」誌上で連載され大反響をよんだ『MONSTER』に関するノンフィクション「風」読みものである。2000年のある医院での惨殺事件を発端に、ヴェルナー・ヴェーバーというジャーナリストがヨハン・リーベルト事件の謎を「取材」する、という体裁で、現地の写真や資料を差しはさみながら進行していく。もちろん答えは明白であるのだが、最後まで本書がフィクションなのかノンフィクションなのか、はっきりと記述されることはない。 ヴェーバーの取材をうけ、エヴァや、ルンゲ警部といったあの面々の口からさまざまな真実が語られていく。「顔写真に関しては、撮影を固辞する人が大多数を占めたため、インタビュー後、わたしの記憶にある彼らのスケッチを載せることで代用した」とあるように、スケッチ風に生き生きと彼らが描かれているのはファンにはうれしいところ。