年の差? 種族の違い? 愛さえあれば関係ない! もし仮に、世の中の人間をふたつの種類に分けるとしたら。あなたなら何と何に分けますか? ――「吸血鬼とそれ以外、だな」 ――「いいえ。運命の人に出会えるか出会えないか、です」 神谷誠一郎、二十八歳。職業は猟犬(ハンター)――吸血鬼を狩る者。ある夜、彼のもとにひとりの少女がやってきた。綾瀬真、十四歳。世界で唯ひとりの『生まれつきの吸血鬼(ナチュラルボーン)』。とある恩人の縁を頼ってきた彼女を誠一郎は受け入れ、ふたりは同居生活を始めるのだが――いつしか彼らは、吸血鬼の謎をめぐる思わぬ事件に巻き込まれていく。年の差十四歳、狩る者と狩られる者の危険な恋物語、開幕!
2016年3月、漫画家micorun先生のウェブ漫画「私が大好きなアニメを観れなくなった理由」が「大好きなアニメを親しい友人に駄作と批判され、心傷つき、そのアニメを観ていると友人の批判がフラッシュバックして楽しめなくなり、そのアニメのファンを、やめてしまい、批判は何も生まない!」と訴え、ネット上で空前の話題となった!その漫画への、アンサー漫画が本書「私が大好きなアニメを、さらに好きになった理由」である!第1ページとラストページをパロディ的に描きおこし、2ページ目からは徳光康之作「濃爆おたく先生」第13話「ドムを創った男たち」第14話「愛、ロボット」を流用し「批判の存在意義」を綴り「ファンへの帰還」を願った。ネット上に公開するや、大きな反響と多くの賛同を頂いたが、第13話「ドムを創った男たち」第14話「愛、ロボット」を部分的に、ダイジェストで流用したため「兵器に対しロボット三原則と言ってるのは、おかしい」「批判者を、ただ言い負かしているだけ」等々との誤読も受けた!その誤読を解くべく第13話「ドムを創った男たち」第14話「愛、ロボット」を全編収録し「完全版」として配信!まさに「誤読」という「批判」が、この「完全版」を「生み出した」と言える!「大好きとは?」「批判の存在意義とは?」「批判は本当に何も生み出さないのか?」その答えが本書に、ある!