Twitter騒然!年の差ラブストーリー つつましく、平穏な暮らしを送る専業主婦の早梅。 彼女の前に現れたのは、性格の悪そうな金持ちの男子高生・壱成。 この男との出会いが早梅の人生を一変させる…。 不倫され離婚、スリにあい路上生活を余儀なくされる早梅。 “人生”に必要なのは愛か、金か、それとも運か――!!? 銭が紡ぐ、アラサー女子と男子高校性の”リアル人生ゲーム”がはじまる!! #バツイチアラサー女子と男子高校生をはじめ、 pixivやtwitterで超話題の新人・橘オレコ氏の 初連載作、ついにコミックス化!!
親方日の丸の特務機関:国家特別工作機関の超A級スーパーエージェント、繰巣陣はソ連での工作活動中、交通事故で命を落としてしまう。 20億円もの国家予算をかけて作り上げた繰巣陣を失う事による責任問題を逃れるため、上層部はたまたま同時期に亡くなった女子テニスプレイヤーの体に脳だけを移植させる。 繰巣は女性の体と、ついでに改造されて手に入れた様々な能力で、事件に挑んでいく、という話。 秋本治氏こち亀連載時に、月刊少年ジャンプでたまに掲載していた作品で、1話完結です。 巻が進んでも男性の戻る話が進むとか、実はバックに黒幕がいて正体が少しずつ分かるとか、そういう進展はありません。 また、この手の漫画には意外な気がするのですが、献体の女性の素性に関しての話はほぼないです。 元プロテニスプレイヤーという話なので、それなりに世界に顔が知れていてもいい気がするのですが、そのうちやるのかしらん。 女性の肉体で生きながらえたが、女遊びができないことから元の男性に戻りたがっている繰巣と、一方で、女性の体のほうが成績が高く、また再手術の予算が取れないことより、男の体に戻したくない上層部のドタバタから始まって、なんだかんだ不承不承任務に赴き、クリスちゃんの活躍で勧善懲悪とするのがテンプレートになっています。 長らく続編は描かれませんでしたが、2017年頭頃に10年ぶりに続編が掲載され続刊が出ました。 延頸鶴望の末という感じではあるのですが、その際に既刊の5冊も含めて新版として新刊を含めた6冊が発売され、既存の5冊は旧版という扱いになっています。 新版は中を見ていないのですが、1から5巻は体裁だけが変わって、本編の書き直しなどは行われていない様子。 ただ、新版の表紙は全て、2017年時点の秋本治の絵柄となっており、好みの問題でしょうけど、新版の表紙は一周回って古臭い感じがしてしまい、一昔前の絵柄のほうが私的には気に入っています。
by うにたべたい (528)大学進学を機に、おばあちゃんの残した家ではじめての一人暮らしをすることになった女子大生・はる。家族もいない、友達もいない見知らぬ町ではるが出会ったのは、個性的すぎるおじさんばかり!ゆるふわな文房具屋さん、皮肉屋な喫茶店のマスター、ドジっ子本屋さん、セクハラギリギリのイケオジ美容師、恥ずかしがり屋の花屋さん、そして謎の小説家……はるの前に次々と登場するおじさんたち。大人への第一歩を踏み出すため、はるはおじさんたちと仲良くなれるかな?/陰キャ女子大生と平均年齢50オーバーのおじさんたちが織りなす町めぐりコメディ、はじまりはじまり~。
漫画家・飛田漱が描く、ご町内のおじさん方と女子大生が織りなす日常系コメディである『ミスターズ ~私の町のおじさんたち~』は、緩い空気感が心地いい馴染みやすさを与えてくれる、ヒーリング漫画です。 全3巻という巻数の少なさ、起伏の少ない物語、適度に抜け感ある絵柄、いずれの要素も読みやすさに貢献しています。 市井の人々の何気ない日々が紡ぐ物語を、抜粋するかのような日常系漫画がお好きな方は、本作もお好みに当てはまるのではと思料します。 平均年齢50代のおじさん達は曲者揃い……という程変なキャラではなく、「こういうおじさんいるなぁ」という性質をデフォルメして付与したような存在です。 各人仲良しではあるものの、当然ながら異なる人生を歩んでいるおじさん達。それは、独身だったり妻子(孫)がいたりといった所からも窺い知れるところ。 物語の中だけでは描ききれない、それぞれの人生が存在していることを想起させます。 やりたいことも夢もない主人公の女子大生・井ノ山春(通称はるちゃん)が抱える静かな悩みは、多くの"普通の"人々にとっては共感できるものであり、私もその一人です。そんな彼女に対し、導く者・老賢者ポジションのおじさん達が人生のアレコレを押し付けがましくなくそっと伝えてくれる様は、思わず「自分にもこんな関係性の年長者がいたらなぁ」とないものねだりしてしまいそうになります。 尤も、おじさん達の中には「若かりし頃は同じくそんなものだった」ということを匂わせてくる人もいますが、どちらかと言うと昔から"確たる自分"という個性を(家庭環境等も要因としています)有する人が多く、参考になるようでならないところもまた、ある意味リアルです。 なんやかんや我が道を行っているおじさん達と、彼らに少しずつ影響されていく主人公の、緩やかな日常の一コマ、是非覗いてみてはいかがでしょうか。
by オレンジ (4)