地図にも載っていない小さな島「猫島」を舞台にしたハートフルストーリー。 猫島の住民たちは、みんな可愛らしい猫耳としっぽが生えている。そこが好き! お話がとてもしっかりしているのも、この作品の大きな魅力。島の住民である児童たちを学校に通わせるため、寧々子先生が一人ひとりと真剣に向き合いお互いを知っていく、心温まるストーリーに癒される。 猫の可愛らしさで目を引きつつも、芯がブレることなく、「みんなを集めて入学式をする」という目標に向かって、ゆっくりだけど確かに進んでいく。だから安心して見ていられるのかも。そしてその根元がしっかりしているところが、何より自分の気に入ったところ。 1巻発売後もあまり知名度が増えている感がなく、すぐ終わってしまうのでは、というのが唯一不安。
by みそトマト (35)「ちゃお」「ちゃおDX」「ぷっちぐみ」でバクハツ的人気のれんさい「妖怪ウォッチ~わくわく☆にゃんだふるデイズ~」… みなさんの熱~い声におこたえして、コミックス第1巻が発売! アニメや他のまんがとは違う、フミちゃんが主人公のオリジナルストーリーだよ。フミちゃんとユカイな妖怪たちのほっこり☆&爆笑な日常をたーっぷり楽しんじゃおう! このコミックスでしか読めない、かきおろしまんがも読めちゃいます!
レベルファイブの人気ゲーム"妖怪ウォッチ"のコミカライズ。 "妖怪ウォッチ"でコミカライズというと、ケータが主人公のコロコロ版の方が有名ですが、本作はフミちゃんが主人公のちゃお連載版です。 フミちゃんを主人公に据えたスピンオフというわけではなく、本作ではケータのポジションがフミちゃんに変わっています。 フミちゃんが妖怪ウォッチを持っていてジバニャンやウィスパーと一緒に妖怪と友達になり、本作中のケータは、妖怪を見ることができないです。 クマやカンチといったおなじみのキャラクターは、ポジションに変更無く登場します。 連載誌が女の子向けなので、主人公だけチェンジした妖怪ウォッチですね。 3年近く連載していたのですが、単行本は3巻までです。 その代わり、1話あたり8ページほどの短編なので、一巻で21話分入っていて、目次を見ると結構ボリュームがあるように感じます。 ですが、小学生低学年向けの内容なので、ストーリーが複雑化することはなく、一話完結で何も考えずに読めます。 毎話毎話新しい妖怪が登場し、その妖怪を中心としたトラブルが発生してドタバタがあって落ちがつく展開はアニメなどと変わりないです。 ビジネ頭上の駆け引きやストーリーが進むごとに深まる謎、登場人物同士の因縁など、頭を使うようなところはまったくないので、暇つぶしに開くという意味ではうってつけと思います。 作画はもりちかこさん。 絵は可愛らしく、妖怪たちもフミちゃんたちもよく動いて読みやすいです。 また、ギャグがキレッキレで、一話辺りのページ数が少ないことも手伝って、毎話勢いがあります。 子供以外が読んでも誰でも楽しめますとまでは言わないまでも、頭空っぽでおバカ展開を楽しめる方は楽しめると思います。 ちなみに完結しているのですが、最終話は単行本未収録です。 コミック派なので、いつか描き下ろしマンガか何かと一緒に単行本化されることを祈っています(難しいと思いますが)。
by うにたべたい (528)