30歳まで童貞だったので、魔法を使えるようになってしまった安達は、「触れた人の心が読める」という地味な魔法の力(スキル)を持て余していた。そんなある日、仕事の出来る同期のイケメン・黒沢の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、安達への恋心でいっぱいで――!? Twitter&pixivで大人気のマンガがついに書籍化! 40ページ以上の描き下ろしを収録。爽やかイケメン→→→拗らせ童貞による好意が丸見え純愛(ピュアラブ)BL、ここに爆誕。
『orange』『夢みる太陽』の高野苺待望の最新作は、コブクロの「君になれ」から生まれた【本物の自分】を見つけるための物語。高校3年生の【太陽】は、ミュージシャンになる事を夢見て軽音部に所属している。しかし、バンドメンバーは太陽だけ、ギターの腕もいまいち、ライブ経験ゼロと、理想と現実の差にくじけそうになっていた。 そんな時、クラスメイトの【光】と話す事で、太陽はこれまで心の奥に隠していた「秘密」と向き合うようになっていく… 太陽と光、そして太陽の幼馴染みの【桜】。迷い、悩みながらも、いつの日か「本物の自分」を見つけることはできるのか?
「君になれ」という漫画を読んだ。 本作では、一度挫折を味わった2人の青年が互いに支え合いながら歩み始める様子が描かれている。 好きなものを好きで居続けるなんて、当たり前のことの様に思う人も居るかもしれない。 けれど、好きなものを好きで居続けることは想像以上に困難だ。 本作を読んだ際、心の傷跡を優しくなぞっている様な気分になった。 もしかしたら僕と同様に感じる人もいるかも知れない。 本作は、その傷跡さえ自分には必要だったと感じられるポジティブなメッセージ性を孕んでいる。 作中の台詞にもあったが、 「人は、辛いことがないと優しいものに気づけない。」 誰もが知っている様な苦しみも無駄じゃない。 必ず今に活きている。 そう感じる作品。
by ヒノデ (67)