千十星さんの難儀な日常(?) マッドサイエンティスト・・ではなくてロボット研究開発者・天音千十星は、同居する愛姪で本作の主人公である天音せんりのために、ヒューマノイド型ロボットの開発を進めていた。 しかしロボットが完成間近に差し掛かったとき、稲光とともに宇宙からやってきた少女・ソラがロボットの身体に精神を宿し乗っ取られる。ソラはせんりを姉のように慕い、不思議な同居生活が始まる。 そんなソラをめぐって、アトリアをはじめ宇宙から次々と追っ手がやってきては千十星の意向などお構いなしに居候していき、天音家はてんやわんやの大騒ぎ。 千十星はときに心労しながらも、せんり達を温かく見守っていく。 淡海音々葉先生が描く可愛らしい絵と、親しみやすいキャラクターに、ゆるくてちょっとおかしなストーリー展開。ときにキレのあるセリフも飛び出してきます。 派手さはそれほどないけれど、確実にきららの王道をゆく作風は安心感があって、傍に置いておきたくなります。 もっと多くの方に読んでもらいたい作品です!
by みゃーこひたちの (3)2025年、NASAは日本人宇宙飛行士・南波ヒビトを含む、第1次月面長期滞在クルーのメンバーを発表。時を同じくして日本では、自動車の設計をしていた南波ムッタが会社をクビに。大きく異なった運命を歩んでいたふたりの兄弟。しかしそれぞれの未来が、幼少時代に交したある約束によって、動き出そうとしていた。 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる。