神が地上に与えた恵みの種「精霊」。人々は彼らの恩恵を受け、彼らに感謝しながら生活をしていた。 しかし、精霊にも命があり、その灯火が尽きた時、彼らはその躯を黒くやつし、周囲に呪いを振りまきながら死に逝くのであった。 呪われた精霊に触れられるのは、精霊の葬儀を専門に行う「送儀師」のみ。旅の送儀師・少女アルピは、呪われた遺骸と対峙する…。 穢れながら、痛みながら、少女は刃を振るう。幻想葬礼紀行録。
6巻既読。 ペレナイとアルピの過去のお話。世界観ほんと好き。 神様が動物の姿を象って地上に現れ、人間に様々な恩恵をもたらす。その世界では「精霊」と呼ばれています。しかし一方で、精霊は亡くなると亡骸から黒い染みのような「呪い」を撒き散らし、あたりを不毛の地へと変えてしまいます。 そんな亡くなった精霊の魂を清め、「正しく天界に還し、土地やそこに住う人々を助ける」仕事をする人を葬儀師と呼びます。 本作は、葬儀師の少女アルピと従士のペレナイの葬礼の紀行録。 設定がとっても好きです。ファンタジー世界の構築もしっかりしていて、街や背景の描き込みも余念がない。あとなによりアルピのキャラデザが可愛らしいです。ちっこくて愛敬のある感じ。 アルピは葬儀師としてはまだ成長の途中で、読み手もアルピと共に街々をめぐり、葬礼の旅へ。 全体的に柔らかく幻想的な雰囲気。しかし暗い部分はしっかり暗く。良い作品です。
by せーふぁ (1046)アシスタントが見た!名作誕生の瞬間!!美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生etc……、数々の名作を生み続けるレジェンドたち??、の元でかつてアシスタントをしていた著者の、とんでもなく貴重な体験を描いたコミックエッセイ。美内先生との初対面と、想像を絶するシュラバ。才能ある若き漫画家たちの知られざる努力とこだわり。あの作品のあのエピソードの誕生秘話など、少女漫画好きなら身悶えする様なお話がたくさん!若き先生方と若きアシスタントたちの、血と汗と涙と喜びの青春時代を綴ります。【目次】プロローグ1章 職場はシュラバ2章 アシスト放浪スタート!3章 シュラバの真実4章 さらばシュラバエピローグ
貴方がくれるものならば 痛みでさえも愛おしい 吸血鬼――それは、異性の血を吸って生きる存在。 千結(ちゆ)は恋を知らないピュアっ子。同じクラスの吸血鬼・夜宮(よみや)くんのことがチャラくて苦手だったのに、貧血で倒れてるところに遭遇してしまう…! 仕方なく血を吸わせてあげたら、血の味が気に入った夜宮は千結を恋に落とす宣言。どうやら【恋する乙女の血】の味は絶品らしくて…? 【同時収録】吸血鬼と薔薇少女 番外編/溺れる人魚姫
派手な見た目と違って、実は処女でしかも重度の妄想癖のジュン。マンションの隣の部屋に住む、叶(一目惚れ相手)との仲は進んだようでもあり、進んでないようでもあり?? ロリータ系ライバルが出てきたり、叶の過去が気になったり、料理対決になったり、ストーカー事件に巻き込まれたり、お買い物デートをしたり、テンパったり、土下座したり…!? 夢か妄想か!? ジュンの幸せはどこにあるのか!?