チバ県からグンマ県に引っ越すこととなった神月。 引越し先への移動中にネットでグンマを調べてみると、 そこに現れたのは恐るべき内容ばかり! 「地球上唯一残された秘境」「とりあえず一番いい装備で行け」等々。 一体グンマとはどんな地なのか? 彼の身に何が降りかかろうとしているのか? グンマ在住の作者が圧倒的熱量で描き出す知られざる「グンマの真実」。 全国区で話題集中! 今一番話題のWEB漫画がついに刊行! !
日本国内にありながら独自の文化や生活習慣を持ち、日本にありながら残された秘境と呼ばれるグンマ。 そんな恐ろしい地にチバから引っ越すことになった高校生「神月紀」が主人公。 昔、グンマに引っ越していった友人と同じ高校に通えることで、うきうきして連絡を取った神月だったが、返答は 「来るな」 と、 「グンマに来て 生きて帰ったものはいない」 だった。 電車で既にグンマ内に入ってしまっていた神月は、急いで下車しようとするも、ホームに到着したはずの電車の扉は自動で開かず、同じ車両の婆さんに「この先どこまでいっても、永久にドアは開かない」と告げられるのだった。 というのも、JR高崎線は籠原駅以降は電車のドアはマニュアル開閉になっていて、ボタンを押さないと開かないようになっています。 そういう群馬のカルチャーや、特産、特色、群馬あるあるを、やたらに大げさに、持って回った言い方で取り上げるギャグ漫画です。 栃木からのスパイのあぶり出しに上毛かるたを使ったり、激甘な焼きまんじゅうを食わせて群馬か否かを判断したり、そういう展開が続くものとなります。 群馬といえば、高崎だるまとか、ハーゲンダッツ工場とか、下仁田ネギとか、ぐんまちゃんとか、思いつくだけでもいろいろあげることはできますが、連載マンガにできるくらいネタがあるのか?と思いました。 むしろ"何もないことがネット上でネタになる県"くらいの感覚だったのですが、読めば読むほど、自分は群馬を全然知らなかったと感心しました。 ハーゲンダッツの国内工場が群馬だけというのは有名ですが、ケロッグの工場も群馬のみだったり、あのガトーフェスタ・ハラダも群馬が本拠地だったり、群馬は海無し県にも関わらず独自の浦島伝説があったり、他県でも千葉の流山は群馬と以外な関係があったり、群馬からTDLへ伸びるサイクリングロードがあったり、なぜか群馬にはアイヌ語由来と思われる謎の地名が多くあったり etc etc... とにかく読めば読むほど「群馬すごい!」と思わせる内容でした。 まさに、"お前はまだグンマを知らない"のタイトル通りで、私自身、群馬は通過したことしか無いのですが、もっと知るために群馬に行ってみたいと思わせてくれます。 基本的に群馬をメインにした内容なのですが、茨城、栃木、新潟などを代表したキャラも登場します。 群馬の白衣大観音と茨城の牛久大仏のバトルは圧巻です。 他県のトリビア的なものも登場しますが、結局は群馬に帰着するような展開となっていて、そして結局、群馬ってすごいと思わせられました。 群馬愛の詰まった作品です。良作です。
by うにたべたい (528)就職先は…拳王軍でした。 199x年。核の炎に包まれた世界は、生きていくだけでも大変な世界。そんな中、主人公ノブが見つけた就職先は、なんとあの「拳王軍」だった!志望者よりも死亡者が多い危険すぎる職場で、ノブはいつまで生きていられるのか…!? ババアに変装したザコや、カサンドラのウイグル獄長、聖帝軍の「汚物は消毒の人」など個性豊かなザコが続々登場!!
唯一持ってきたのは、『理解』。異世界ボーナスなんてなかった! 勇者になりたいでも、ハーレムを築きたいでもなく“ただ無難に生きたい”──そんな男が『理解』だけを武器に異世界を生き抜く物語!
とある隠れ家にびっしりと並ぶ古文書。数多の種族が混在する世界で、小さな賢人・ノーム族はその翻訳者として生き抜いていた。しかし、幼いフェイは勉強嫌いの落ちこぼれ、興味があるのは危険とされる“外の世界”ばかりで……!?
童子軍鑑という漫画を読んだ。 こちらは、刮目する他無いほど僕の心を鷲掴みにした作品。 本作の舞台となる世界は数多の種族が本能のままに喰らい合う血の大地「イヴァーニア」。 その山奥で人々は異界の書物を見つけるが、一切解読することができなかった。 しかし、人々よりも早く書物を見つけていた「ノーム」は非力だが高い知能を持っていたため解読することができた。 そこで人々は、非力なノームの命を守る代わりに書物から得た知識を与えてもらう契約を交わすのだった。 58年後、人々の裏切りによって契約は破綻する。 このことで本作の主人公である少年(フェイ)以外のノームは皆殺しにされてしまう。 命辛々逃げおおせたフェイは復讐を誓った。 幸い、彼には書物から得た強力な武器があった。 それは織田信長や羽柴秀吉、島津家久など、名を馳せた凡ゆる武将が用いた戦術だった。 そう、彼等ノームが読み耽っていた書物は我々の世界のものだった、、、。 先人達が如何にして知識や発想で時代を切り開いてきたのか感じられる作品。 本作は面白いだけでなく、僕らの知識にも繋がる魅力的な物語。
by ヒノデ (67)