『orange』『夢みる太陽』の高野苺待望の最新作は、コブクロの「君になれ」から生まれた【本物の自分】を見つけるための物語。高校3年生の【太陽】は、ミュージシャンになる事を夢見て軽音部に所属している。しかし、バンドメンバーは太陽だけ、ギターの腕もいまいち、ライブ経験ゼロと、理想と現実の差にくじけそうになっていた。 そんな時、クラスメイトの【光】と話す事で、太陽はこれまで心の奥に隠していた「秘密」と向き合うようになっていく… 太陽と光、そして太陽の幼馴染みの【桜】。迷い、悩みながらも、いつの日か「本物の自分」を見つけることはできるのか?
「君になれ」という漫画を読んだ。 本作では、一度挫折を味わった2人の青年が互いに支え合いながら歩み始める様子が描かれている。 好きなものを好きで居続けるなんて、当たり前のことの様に思う人も居るかもしれない。 けれど、好きなものを好きで居続けることは想像以上に困難だ。 本作を読んだ際、心の傷跡を優しくなぞっている様な気分になった。 もしかしたら僕と同様に感じる人もいるかも知れない。 本作は、その傷跡さえ自分には必要だったと感じられるポジティブなメッセージ性を孕んでいる。 作中の台詞にもあったが、 「人は、辛いことがないと優しいものに気づけない。」 誰もが知っている様な苦しみも無駄じゃない。 必ず今に活きている。 そう感じる作品。
by ヒノデ (67)「樹さんに、また会いたかったから」 人気ファッション誌ではたらく成葉樹は、恋人の浮気を目撃。最悪な夜、落ち込む樹の前に美しい青年・藤が現れる。優しくなぐさめてくれた彼は「また会えますよ、必ず」と言い残し――そして翌日、編集部でまさかの再会!! 藤は樹に気があるそぶりをみせて…?? 運命の出会いから、疑惑と恋が動き出す。
高校受験に失敗し、うっかり超進学校へ入ってしまった早乙女星(さおとめ・せい)。勉強にはついていけず、友だちともうまく会話できず、入学早々にも関わらず高校生活終了。そう、思ってた。ある2人組に出会うまでは…。崖っぷちの星が出会ったのは、天文好きの無口な美少年・深月(みづき)と、口の悪い学年トップの秀才・泰陽(たいよう)の2人組。彼らは天文部に入る予定だという。2人に誘われ、一緒に天文部に入ることにした星。居づらかった学校に、とっておきの居場所を見つけた星の毎日は、一気に輝きだす。…が! 男子2人に女子1人、何かが起こらない訳ない!? 「花にけだもの」「True Love」の杉山美和子が贈る最新作は、青春まっすぐド真ん中の、とびっきり学園ラブ!